今夜のお客様は「講談師、旭堂南照」さんです。
旭堂南照さんは1959年、大阪のお生まれ。生野区の小中学校から天王寺高校をへて奈良女子大学を卒業。CBSソニー(現ソニーミュージックエンタテーメント)に入社、やしきたかじんさんのマネージャーなどを担当した後、日本語学校に勤務。株式会社東急スポーツオアシスに18年間勤務されました。そして2008年2月から四代目旭堂南陵師匠の「講談塾」に通うことになり、2010年6月、51才の時に旭堂南陵に師事入門。2014年8月、創作講談『ミチコ先生とマーマレードと対馬丸』を語りを始めます。これは、小学校の担任ミチコ先生の思い出と、終戦の1年前に起きた沖縄の「対馬丸事件」が結びついたお話です。昨年、2024年は対馬丸事件から80年の年であり、対馬丸記念館から、10年語り続けていることに感謝状を贈呈されたそうです。毎年、国立文楽劇場小ホールにて独演会を開いている南照さん。2022年8月には、国立文楽劇場の大劇場で「平和」をテーマに独演会を開催されました。そして、今年2025年は再び国立文楽劇場大ホールで「入門15周年感謝の会」を開催することになりました。大阪・関西万博開催の年、大阪を舞台にしたお話を三席、『幸助餅』『天野屋利兵衛』『大橋房太郎一代記』と意欲的なお話を語られます。おとなの文化村でもお馴染みのゲストメンバーが出演して15周年を盛り上げてくれるのも楽しみです。「大阪講談協会」の一員として、2020年に亡くなった南陵師匠の遺志を継いで堺で開催する「おたび寄席」は2024年12月に50周年を迎え、先日3月23日に第591回を開催。誰もが講談を学ぶことのできる「講談塾」を運営と南照さん。入門当時からのお付き合いというノイリン、今夜は「15周年記念の会」について聞きたいことがいっぱいあるそうです・・・

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今夜のお客様は「十三下町映画祭2024 特別賞」受賞のオムニバス映画「マザーズ」で映画監督デビューをした脚本家、朗読劇演出家、朗読劇ユニット「idenshi195」を主宰する高橋郁子さんです。
高橋郁子さんは、1976年 東京都八王子市のお生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)10期卒業。2001年、朗読劇の作・演出、2007年、アニメーションの脚本を手がけるなか、2011年、独自の脚本「言葉の楽譜」をもとに新しい朗読劇のスタイルを確立。俳優の生の声と生身体の存在感で、「空間を物語の現場に変え、観客の脳に映像を映す」~朗読キネマ~を上演し続けています。そして2024年、オムニバス映画『Mothers マザーズ』の一本、「夜想」にて監督デビュー。この映画は、「母」をテーマに5人の脚本家たちが企画・制作したオリジナル脚本を執筆して映画化したオムニバス映画です。今夜は、十三シアターセブンでの上映、脚本家の方々が登場する舞台挨拶の後にスタジオへお越しいただきました。卒論テーマが「ラジオドラマ」ということで意気投合したノイリン、十三からともにスタジオ入りしました。

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今夜のお客さまは2009年「第52回」以来、15年ぶりにお越しいただいた落語家「三代目 桂春蝶」さんです。
桂春蝶さんは1975年1月大阪府生まれ。父である「二代目桂春蝶」の死をきっかけに噺家になることを決意。1994年 三代目桂春団治に入門、春菜を名乗り「二代目桂春蝶追善興行」で初舞台。2007年 なにわ芸術祭奨励賞受賞、2009年 なにわ芸術祭審査員特別賞受賞、8月30日「松竹座 三代目桂春蝶襲名披露」を皮切りに、南座はじめ全国20カ所で襲名公演を開催。「繁昌亭大賞」爆笑賞を受賞。2013年 「咲くやこの花賞」大衆芸能部門を受賞。2015年 上方落語家として初となるフェスティバルホールでの独演会を2700名と満員のお客様を集めて開催されました。2020年 初の著書『春蝶の千夜一夜の物語』第一巻を出版、2023年まで二巻、三巻を出版。近年、【桂春蝶の落語で伝えたい想い】をシリーズ化し『明日ある君へ~知覧特攻物語~』『約束の海~エルトゥールル号物語』『手紙~親愛なる子供たちへ~』『ニライカナイで逢いましょう〜ひめゆり学徒隊秘抄録〜』『茶粥屋綺譚』『行と業~わたしは千日回峰行を生きました~』など創作落語を次々と発表。その勢いはコロナ禍でも止まることを知らず、2020年『石と夕陽の間のペロリ』、2022年『お父さんのバックドロップ』、『ハマナスの誓い』と、唯一無二の世界を生み出し続け、各公演は常に満席と大人気。そして2024年芸歴30周年と【伝えたい想い】の10作目を記念して、自身のルーツを探る作品『太郎と太陽と大』を創作。太陽の塔の創造主。岡本太郎の思いを落語で紐解く物語を各地で公演されています。先週のシアタードラマシティ公演もスタンディングオベーションの拍手が鳴りやまない感動につつまれました。今夜は15年ぶりの出演、いま最もお客様を集める落語家、「大ちゃん」との再会が待ち遠しかったノイリンです。

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