おとなの文化村(883) オーエス劇場 岸本真藤さん NEXUSWORKS 木田隼翔さん
今夜のお客様は大阪・西成にある大衆演劇場「オーエス劇場」(オーエス興業株式会社)社長、岸本真藤さんと、「地域をもっと元気に、より魅力的に」という目標のもと、地域と大学を繋ぐ架け橋となることを目指して活動している「桃山学院大学」公認サークル「NEXUSWORKS」リーダーの木田隼翔さん、お二人にお越しいただきました。
大阪・西成、下町の雰囲気あふれる動物園前一番街商店街の一角にある「オーエス劇場」。1954年、浪曲の劇場として開業し、映画館の時期を経て1983年から大衆演劇の劇場となりました。全国から様々な劇団が訪れ、家族的な経営のもと地域の人々に親しまれてきました。今夜のゲスト、岸本真藤さんは1960年、愛知県名古屋市生まれ。1988年、オーエス劇場四代目となる岸本正人さん結婚して大阪に。ご主人の病気がきっかけで12、3年前から劇場の手伝いを始めた岸本さんですが、今年2月、ご主人が急逝し社長に就任されました。桃山学院大学の木田隼翔さんは、2004年、広島県福山市江まれ。現在、社会学部3回生。1回生の時に受講した「地域連携特別講義」をきっかけに、仲間と「地域連携委員会 サークル NEXUWORKS」を立ち上げました。大学近くの商業施設「エコール・いずみ」で子供たちを対象のワークショップの開催など、大学内の地域活性化イベントに参加して、地域の人たちとのつながりを大切に、多くの人たちに笑顔と元気を届ける活動を続けています。そんな彼らが初めて「オーエス劇場」を訪れたのは今年に入ってからのこと。演劇にあまり馴染みはなく、大衆演劇についても詳しく知らなかった彼らが、観客との一体感ある空間に触れた瞬間、鮮明な感動に心を奪われたのでした。それ以来、何度も劇場に足を運ぶうちにその奥深さに引き込まれていった学生たちでした。しかし、そんなオーエス劇場に訪れるお客さんがコロナウィルス禍の影響から減少し、回復していません。今年2月、ご主人の急死をうけて、このままでは閉館も考えねばと不安もよぎっていた岸本真藤社長。老朽化した設備も改修し、この現状を打破してこの大切な場所を守り抜いていきたいと悩んでいました。そんな両者の出会いから、さる5月23日『昭和から続く大阪・西成の大衆演劇場、学生さんの力で未来へつなげたい!』とクラウドファンディングが立ち上がりました。
↓クラウドファンディングはこちらから!
https://readyfor.jp/projects/osgekijyo