おとなの文化村(794)  一般社団法人日本アカネ再生機構 杉本一郎さん

今夜のお客様は「一般社団法人日本アカネ再生機構」代表理事、杉本一郎さんです

杉本さんは1952年(昭和27年)大阪府泉北郡忠岡町のお生まれ。大阪府立和泉高校から京都工芸繊維大学に進学、繊維学部繊維工学科を卒業、1974年 京都に本社がある「株式会社川島織物」に入社。インテリア事業部東京営業所勤務を振り出しに、自動車事業部取締役・生産部長、技術生産本部・取締役副本部長、インテリア事業本部取締役事業部長を歴任。2006年、セルコンと合併した「株式会社川島織物セルコン」取締役生産部長、常務執行役員・事業部長をつとめ2009年に退社。その年の11月、57歳の時に「日本茜」をみつけ、栽培、染色を始められました。地元、忠岡町に戻った杉本さんは地域の自治会長、自治振興協議会長をつとめるなど地域活動にも参画。のぐったんの母校でもある「京都工芸繊維大学」同窓会副会長もつとめられてました。そして2017年、日本茜栽培を積極的に推進、1000㎡単位で農地を拡大、家業であった「かさや儀平」の名を復活させ染織工房を設立。2020年1月から赤根収穫が始まり本格的に染色がスタート。地域産業資源の農産物として日本茜が岸和田市で認定、登録されました。その後、日本茜を広げる地道な活動をつづけ、東京の物産展で日本茜に関わる製品の販売を開始。2021年11月に「一般社団法人日本アカネ再生機構」を設立し、昨年開催された「大阪府アグリイノベーショングランプリ」を獲得。1300年前には輝いていた「日本の赤」即ち「Japanred」を今の世に拡げる・・・日本茜の文化を再生させることを目標に、地元泉州に「日本茜の里」をつくり、ピカっと光るものを創出させるべく活動を続ける杉本一郎さん。ことし第23回「なにわ大賞」を受賞され、ノイリンとの出会いが始まりました。

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