今夜のお客さまは「南河内万歳一座」座長の内藤裕敬さんです。
内藤さんは1959年、栃木県生まれ。高校生の時に唐十郎さんの状況劇場「蛇姫様」を見たことがきっかけで芝居の道へ進まれます。1979年、大阪芸術大学・舞台芸術学科に入学。秋浜悟志先生に4年間師事。1980年、大阪芸術大学の有志で「南河内万歳一座」を旗上げ、第一回公演では唐十郎さんの「蛇姫様」を上演。それ以降は全作品の作・演出を内藤さん自身が手掛けられてきました。現代演劇の基礎を土台として、常に世の中を俯瞰した作品には定評があり、この番組に前々回ゲスト出演いただいた世界的ピアニスト「仲道郁代」さんとのコラボ企画は20年あまりにわたって続いています。劇団以外の作・演出も多く黒木メイサ、倉科カナ、薬師丸ひろ子、中山美穂などテレビ・映画で活躍する女優さんの初めての舞台出演を演出されるほか、最近では講演活動や市民参加型作品に関わる機会も増え、2015年から母校、大阪芸術大学舞台芸術学科の特任教授に就任、後進の指導に積極的に取り組んでおられます。1988年「大阪市・咲くやこの花賞」、1997年「第3回OMS戯曲賞」、2000年「第7回読売演劇大賞・優秀演出家賞」、2010年「文化庁芸術祭・優秀賞」など数々の賞を受賞、関西小劇場界をけん引してきた内藤裕敬さん。2020年の劇団創立40周年を前に、今年からが南河内万歳一座にとって大事な4年間になると語られます。今夜は来たる12月7日に大阪一心寺シアターで初日を迎える「びっくり仰天街」、大阪公演を前に、そんな思いたっぶりお伺いします。奇しくも内藤さんの恩師、秋浜悟志さんの大学後輩にあたるというノイリン、よろしくお願いします。
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今夜のお客様は来年1月「六代目竹本織太夫」を襲名される文楽太夫「豊竹咲甫太夫」さんです。
豊竹咲甫太夫さんは1975年(昭和50年)大阪市南区、いまの中央区西心斎橋のお生まれ。おじいさまが文楽三味線の二世鶴澤道八、おじさまが人間国宝・鶴澤清治というおうちに育ち、ご本人は文楽太夫を志さし、地元の小学生だった8歳の時、豊竹咲太夫に入門、豊竹咲甫太夫を名乗られます。1986年(昭和61年)国立文楽劇場での素浄瑠璃の会、『傾城阿波の鳴門・巡礼歌の段』のおつるでデビュー。1993年(平成5年)国立文楽劇場『団子売』で文楽初舞台を踏まれました。大阪と東京での文楽の舞台のほか、NHK教育テレビ『にほんごであそぼ』レギュラー出演や講演、地元大阪の小学校で文楽学習の講師を引き受けるなど、太夫・三味線・人形が一体となった、大阪で生まれた世界文化遺産・文楽の素晴らしさを広めるべく多方面で活動を続けて来られました。2000年(平成12年)「因協会奨励賞」を、2004年(平成16年)第32回文楽協会賞、2006年(平成18年)大阪舞台芸術新人賞、2007年(平成19年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞、平成22年度咲くやこの花賞、平成25年松尾芸能新人賞、平成25年度大阪文化賞グランプリなど数多くの賞を受賞。次代の文楽を担う太夫のひとりとして活躍されています。そして来年1月に、師匠の豊竹咲太夫さんの父で人間国宝だった八代目竹本綱太夫の前名「竹本織太夫」の六代目を襲名されることになりました。今夜は、国立文楽劇場11月公演でお忙しいなかをスタジオにお越しいただき、来るべき襲名披露公演を前にその思いをお伺いしたいと思います。地元南中学校の先輩でもあるノイリン・ノグッタンよろしくお願いします。
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今夜のお客様は日本を代表するピアニスト、仲道郁代さんをお迎えしています。
仲道郁代さんは仙台のお生まれ。桐朋学園大学1年在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、その後、ジュネーブ国際コンクール最高位、エリザベート王妃国際コンクールと受賞を重ね、以後、ヨーロッパと日本で本格的な活動を開始されました。2016・2017年はデビュー30周年を迎え、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と各地で共演したほか、全国各地での記念リサイタル、CDのリリース、演劇とのコラボレーションなどなどが進行しています。また著作に「ピアニストはおもしろい」(春秋社)等々。それに2003年からは、一般社団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、2012年から桐朋学園大学教授と、超!御忙しの音楽家です。近々、11月22日には「サンケイホールブリーゼ」でのコンサートが控えています。今夜はそんな仲道さんに色々お話をお伺いしましょう!お聞きしたいことが一杯です!!夕陽丘高校時代によっさんに“クラシック”を伝授したと自負しているのいりん!音楽大好き人間ののぐったん!よろしくお願いします。
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