おとなの文化村(646) お好み焼き・でん 田中晶行さん

今夜のお客様は全国の生産農家と連携し応援する「お好み焼き・でん」店主の田中晶行さんです。

田中さんは1973年、大阪市住吉区のお生まれ生まれ。大阪電気通信大学高等学校に通っていた時、叔母さんの家の近くにある串カツ「ひげ勝」に行った際に、『ここで働きたい』と直感!求人も出ていないのに就職を直談判し「ひげ勝」に入社。3年間働いた後、鉄板焼き、お好み焼き屋を経験。28才の時に友達が始めたお好み焼き屋の独立開店を手伝ったあと、現在の鶴見橋1丁目で「お好み焼き・でん」をオープン。そして1年半後、泉佐野で泉州たまねぎ、泉州キャベツ農家として代々活躍する射手矢康之さんと運命の出会いが訪れました。射手矢農園で生産する松波キャベツに出会った田中さん、「あの時、一口食べて『これは野菜じゃなくてフルーツや!』と感じました。とにかく、めちゃくちゃ甘くてジューシーなんです! 茎の切り口から水がぼたぼた滴るくらいしっかり水分を含んでいて、一枚ずつ葉をはがすとパリッパリッとした感覚がありました。食感も味も良く、マヨネーズやドレッシングをつけなくてもいくらでも食べられる。同じ松波キャベツでも、産地が違うとここまで味が違うんだと驚きました」。さっそくお店で射手矢農園のキャベツを使うことに、するとお好み焼きの味にも変化があらわれました。以来、大阪の農家、生産者と広くお付き合いするなかで、自分の店を良く見せようと時間とお金を費やすより、農家さんに応援される店づくりをしようと生産者さんとのネットワークを広げて来ました。オープン15年目を迎え、「農業が“儲かる職業”となるサポートをしたい」と日々走り回る田中さん。今夜は、ノイリンも大ファン「いちばんや!」とおすすめ「お好み焼きでん」をご紹介しましょう。


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