Category: ゲスト紹介

おとなの文化村(696)  直木賞作家 大島真寿美さん

今夜のお客様は直木賞作家の大島真寿美さんです。

大島さんは1962年愛知県生まれ。1992年「春の手品師」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2011年刊行の『ピエタ』は第9回本屋大賞第3位。2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞を受賞、2020年第7回高校生直木賞も受賞。映画化された『チョコリエッタ』NHKでドラマ化された『虹色天気雨』『ビターシュガー』ほかに『戦友の恋』『ゼラニウムの庭』『ツタよ、ツタ』『モモコとうさぎ』をはじめ今年8月には直木賞受賞第一作『渦』待望の続編『結 妹背山婦女庭訓 波模様』など多くの作品を刊行されています。そしてこの度『渦』が文春文庫から出版、大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本「大阪ほんま本大賞」第9回を受賞されました。2019年10月、道頓堀川面舞台に出演されたときにサイン本をもらい、次は文化村ゲストにと熱望していたノイリン、今夜は念願の再会です。

 

これに関連する記事

おとなの文化村(695)  大阪・関西・西日本ワイナリー協会会長 高井利洋さん

今夜のお客様は「カタシモワインフード株式会社」代表取締役、大阪・関西・西日本ワイナリー協会会長、高井利洋さんです。

高井さんは1951年、大阪府柏原市で老舗ワイナリーの長男として生まれました。家業を継ぐことに疑問も持たず育ったものの、時代は高度成長期に入りぶどう畑は雪崩をうつように宅地へと変わっていきました。輸入ワインにも押され最盛期には100軒以上あった醸造所は次々に廃業、そんな様子を見ていた高井さんは大学卒業後、神戸の商社に就職。しかし、長年ぶどう畑を守ってきた祖父、作次郎さんが亡くなったのを転機に「敵前逃亡してええんか」と思い立ち、悩みながらも25才で4代目を継ぐことになりました。当時、経営は苦しく、大阪ワインも風前の灯。朝早く畑に出て、午後からは醸造所にこもり、合間をぬって営業活動をする日々が続きました。そんななか、1990年代から始めた工場や畑の見学会、試飲会など地域の魅力を発信する活動が注目され、ファンが広がっていきました。2019年に開催された「G20サミット」夕食会に採用され、大阪のワインが世界に発信されました。当初3種類だった商品も70種類まで増え、地域とともに歩むワイナリーを目指して大阪、関西、西日本のワイナリー協会会長として活動を続ける高井さん。コロナ禍で大きな影響を受けた業界ですが、今夜は未来志向で大阪ワイン、カタシモワイナリーについて熱く語っていただきましょう。

これに関連する記事

おとなの文化村(694)  景観デザイナー・京都市立芸術大学教授 藤本英子さん

今夜のお客様は景観デザイナー・京都市立芸術大学教授、藤本英子さんです。

藤本さんは1958年、大阪府吹田市のお生まれ。70年万博にお母さんが毎夜毎夜連れて行ってくれて40回近くは訪れたという藤本さん。あれが素敵な未来都市とは思わなかったけれど、人間がこんな空間をつくれるということを体感してデザインの仕事を目指しました。1982年京都市立芸術大学美術学部工芸科デザイン専攻卒業後、株式会社東芝入社、デザインセンターを経てコンセプトエンジニアリング開発部設立に参画。1989年公共空間デザイナーとして独立し1992年に建築士事務所エフ・デザインを設立。2001年から京都市立芸術大学美術学部デザイン科・大学院美術研究科 専任教授を務めておられます。自分の暮らすまちが美しく、誇れるまちになるように多くの人々を支援、日本の各地が人々の活動で生き生きしていくことを夢見て、市民、行政、事業者の間に入り、どうすれば地域が心地よく美しくなるのかをわかりやすく伝える活動を続けていらっしゃいます。都市計画、建築、土木等の分野を超えた視点から「景観デザインとまちづくり」を語り続けて、これまで景観アドバイスを行なった件数は9000件以上。大阪では「水都大阪」の企画から、「とんぼりウォーク」「グランフロント大阪」「北浜テラス」「中之島公園」ほか数多く関わってこられました。国土交通省や大阪市、京都市、堺市、西宮市、向日市などの景観アドバイザー、都市計画審議会委員をつとめるほか、一般社団法人システム科学研究所はじめ各団体や学会で活躍されています。

これに関連する記事

WordPress Themes