おとなの文化村(402回) 宇宙研究開発機構 片坐宏一さん
今夜のお客様は「次世代の天文衛星計画『SPICA』に携わる宇宙研究開発機構、准教授の片坐宏一さんです。
片坐 宏一さんは 1961年4月、尼崎のお生まれ。小学校二年のときに 大阪に引越し、大阪府立生野高等学校卒業。 その後、京都大学で物理と天文を学び、大学院卒業後は郵政省(当時)の研究所をへて東京大学の助手に。そこで、国立天文台がハワイに当時建設していた「すばる」望遠鏡の 観測装置を開発に従事。、2000年からは相模原市にある「宇宙科学研究所」に移り、 赤外線天文観測衛星「あかり」の開発・運用に参加。そしていまは、 次の世代の天文衛星計画「SPICA(スピカ)」にたずさわっておられます。そんな折り、2014年12月、突然、長男康佑君が心臓の難病であると診断されます。2015年にはアメリカでの移植が必要となり、その実現のため募金活動を多くの仲間とともに始められました。今夜は、大阪で育った片坐さんが、宇宙、天文学に興味を持ち、いま携わっておられる「SPIKA」のお話と、息子さんの募金活動「こうちゃんを救う会」について「おとなの文化村」も微力ながらご協力できればと、お話を伺うことになりました。日曜日に、難波駅前できようも募金活動をされてきた、片坐さんにスタジオにお越しいただきました。