Category: ゲスト紹介

おとなの文化村(493) 平成の女道楽 寄席三味線 内海英華さん

今夜のお客さまは「平成の女道楽」寄席三味線の内海英華さんです。

大阪生まれの英華さん、少女時代から落語など寄席に興味を持ち、昭和53年先代の旭堂南陵に女流講釈として入門。昭和54年「新花月」にて初舞台を踏まれました。昭和56年、漫才師内海カッパに入門。昭和57年から故桑原ふみ子(長唄、杵屋柳翁)に師事。上方落語界でも数少ない寄席三味線として落語会や寄席中継などで活躍。「おんな放談」で一世を風靡した吾妻ひな子にも興味を持ち、大阪で唯一の「おんな道楽」(三味線漫談)を継承し人気を集められます。平成18年にはビッグバンド「アロージャズオーケストラ」のリーダー宗清洋のカルテットとお囃子という異色のJazzコラボレーションバンド「宗清洋と粋~てすとさうんど」を結成、邦楽の新しい可能性を追求しています。平成21年大阪、22年東京にて初の独演会を開催、全日空の機内放送「全日空寄席」のパーソナリティを長年勤めるなど、全国区で活動をつづけておられます。平成6年度、第11回大阪市「咲くやこの花賞」を寄席三味線への継承発展の功績に対して受賞。平成23年度  第9回「上方の舞台裏方大賞受賞」平成24年度「文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞」を受賞。古格を護りながら、現代に生かし、さらに未来につないでいきたいと今日も意欲的な英華さん。こんやはもちろん三味線をスタジオにお持ちいただき、おしゃべりと芸で文化村を盛り上げていただきます。

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おとなの文化村(492) 野生ルイボス家庭料理研究家 増井知恵子さん

今夜のお客さまは「野生ルイボス家庭料理研究家」増井知恵子さんです。

増井さんは1949年、大阪のお生まれ。大阪音楽大学短期大学部筝曲科、大阪親愛女学院短期大学部を卒業後、大阪市立の幼稚園に2年間勤務されてご結婚。獣医師のご主人を手伝いながら一男一女の専業主婦生活を続けて来られました。1989年、幼児教室と塾講師のアルバイトをはじめて社会復帰。1999年から、家業の紳士服既製服メーカーの婦人服部門の仕事につかれました。ご主人が跡を継いだその会社を任理整理されたあと、あらたに紳士・婦人服イージーオーダーの会社「コムノーブル・モン」を設立。2011年、野生ルイボスをとり扱う会社「セダルベルグ・ロイボス」を立ち上げられます。野生のルイボスを飲み物としてだけでなく、お料理やスキンケアなど生活に活かす提案をする「野生ルイボス・ライフプロデューサー」として各地で活動されています。一昨年には「ちえこの玉てばこ」という名前の、ルイボス家庭料理とカフェのスペースを地元の今里でオープン。ラスク、粟おこし、蒟蒻、ちりめん山椒、ジャムなどルイボスをつかった商品開発にも積極的に取り組んでおられます。今夜は私たちも、野生ルイボスをスタジオで味わいながら、その素晴らしさをたっぷりと味わっていきたいと思います。ノイリンが代表をつとめる「なにわ名物開発研究会では」地域資源部会長を務める増井さん、よろしくお願いします。


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おとなの文化村(491) 南河内万歳一座 内藤裕敬さん

今夜のお客さまは「南河内万歳一座」座長の内藤裕敬さんです。

内藤さんは1959年、栃木県生まれ。高校生の時に唐十郎さんの状況劇場「蛇姫様」を見たことがきっかけで芝居の道へ進まれます。1979年、大阪芸術大学・舞台芸術学科に入学。秋浜悟志先生に4年間師事。1980年、大阪芸術大学の有志で「南河内万歳一座」を旗上げ、第一回公演では唐十郎さんの「蛇姫様」を上演。それ以降は全作品の作・演出を内藤さん自身が手掛けられてきました。現代演劇の基礎を土台として、常に世の中を俯瞰した作品には定評があり、この番組に前々回ゲスト出演いただいた世界的ピアニスト「仲道郁代」さんとのコラボ企画は20年あまりにわたって続いています。劇団以外の作・演出も多く黒木メイサ、倉科カナ、薬師丸ひろ子、中山美穂などテレビ・映画で活躍する女優さんの初めての舞台出演を演出されるほか、最近では講演活動や市民参加型作品に関わる機会も増え、2015年から母校、大阪芸術大学舞台芸術学科の特任教授に就任、後進の指導に積極的に取り組んでおられます。1988年「大阪市・咲くやこの花賞」、1997年「第3回OMS戯曲賞」、2000年「第7回読売演劇大賞・優秀演出家賞」、2010年「文化庁芸術祭・優秀賞」など数々の賞を受賞、関西小劇場界をけん引してきた内藤裕敬さん。2020年の劇団創立40周年を前に、今年からが南河内万歳一座にとって大事な4年間になると語られます。今夜は来たる12月7日に大阪一心寺シアターで初日を迎える「びっくり仰天街」、大阪公演を前に、そんな思いたっぶりお伺いします。奇しくも内藤さんの恩師、秋浜悟志さんの大学後輩にあたるというノイリン、よろしくお願いします。

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