今夜のお客様は芸術関連の情報サイトやイベントを手がける「株式会社アートローグ」代表取締役CEO、鈴木大輔さんです。
鈴木さんは1977年東京生まれの大阪育ち。大阪市立大学都市研究プラザのグローバルCOEに於ける研究プロジェクトを経て起業。2014 年グッドデザイン賞受賞、2015 年度 京都大学GTEP プログラム(文科省)ファイナリスト、2016 年ミライノピッチ(ビジネスコンテスト:総務省近畿総合通信局)においてグローバルイノベーションに値するOIH 賞を受賞。2017年7月7日 株式会社アートローグ設立、代表取締役CEO就任。2025年の大阪・関西万博を機に世界最大規模の「大阪関西国際芸術祭」を創出することを目指し、2022年1~2月「Study: 大阪関西国際芸術祭」を初開催。2025年万博内外で「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」を開催。全国美術館会議、関西経済同友会 所属。アートを利活用し、より良い社会の実現を目指すアートイノベーターとして活躍されています。

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今夜のお客様は「水都大阪を考える会」代表、藤井薫さんです。
藤井さんは昭和31年(1956年)大阪市福島区生まれ。府立豊中高校、京都大学法学部を卒業後大阪府入庁、 都市開発などに携わってこられました。バブルの時に企画室の「府立芸術大学」設立班長となった時に、自身の知識のなさを痛感し、1年間の海外調査制度に立候補。しかし帰国時にはバブルが弾け、府は財政危機で大学設立も風前の灯火。帰るところがなくなってしまいました。その時、海外で見たアムステルダムやベニスの素晴らしさを思い出し、企画室の水都再生ワーキングに参加。役人の発想では面白くないため、個人的に若手の意見を聞くため、2002年に中崎町のカフェで「水都再生の夕べ」を開催。これが「水都大阪を考える会(水都の会)」の始まりでした。2004年「中津まつり」を立ち上げ、実行委員会副委員長に。まつりの目玉として、会員が淀川で葦を刈り、葦船を組立て川に浮かべ、京都・宇治から大阪に下る試みを。さらに2013年韓国の順天で開催された「国際庭園博覧会」に招待され、会場で葦船を制作。KBSにて韓国全土、NHK国際ニュースで日本全国に紹介されました。一方、水都の会は全国の朝鮮通信使に関係する地域の協議会(縁地連)に加盟し、朝鮮通信使を世界記憶遺産に登録する運動に参画し、2017年達成。今年5月には韓国が復元した江戸時代の朝鮮通信使船が来阪。縁地連の全国大会も大阪で開催されることになり、併せて水都の会が主催して通信使船歓迎会を開催することになりました。江戸時代、豪華絢爛な2階建ての川御座船で150隻の船団を連ね淀川を京都まで遡上したという朝鮮通信使。折しも淀川では万博を契機に大堰閘門が開設され、河口から川を上がれる様になった上、62年ぶりに京都の伏見まで航路が復活。来月には通信使一行を乗せ大堰を越え、河口から伏見まで「一気通貫」することで淀川水運再生の起爆剤とし、水都大阪の再生に繋げたいと語る藤井さん。かつて道頓堀とUSJを結んだクルーズや道頓堀川遊覧を手がけてきたノイリンとは旧知の間柄です。

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今夜のお客様は2010年2月(第84回)以来のご出演、落語家の桂小春団治さんです。
桂小春団治さんは昭和33年(1958年)大阪市のお生まれ。昭和52年、立命館大学中退後三代目桂春団治に入門し桂春幸と名のります。昭和54年、小春に改名。昭和57年・58年「ABC漫才落語新人コンクール新人賞」受賞。平成9年度「文化庁芸術祭新人賞」受賞し、平成11年、道頓堀中座にて三代目桂小春団治を襲名。平成12年、世界最大の芸術祭「エジンバラフェスティバル」に落語家として初めて参加。独自の字幕方式での海外公演を始め、以後フランス・ドイツ・ロシア・ブルガリア・フィンランド・ベルギー・ノルウェー・トルコ・韓国・カナダなどのべ十数か国で公演。平成18年、文化庁文化交流使に任命、Newsweek誌の「世界が尊敬する日本人100人」に選出され、NPO法人「国際落語振興会」を設立。平成19年「文化庁芸術祭優秀賞」受賞、ニューヨークではブロードウェー公演はじめ国連本部、カーネギーホールでの公演と思えば、大阪弁のラップ・ミュージックCDを発売するなど幅広く活躍されています。そんな桂小春団治さん、今回の文化村再訪問のミッションは来月開催される「彦八まつり」の広報担当。上方落語の始祖「米沢彦八」の功績を称え、上方落語の伝統を広くアピールすることを目的に平成3年(1991年)から「生国魂神社」で開催されている「落語家さんのファン感謝イベント~彦八まつり」ことしは5月17日土曜、18日日曜費に開催されます。ことしで第32回目の開催となる「彦八まつり」、大阪の名物としてすっかり定着してきました。今年はどんなお祭りが繰り広げられるのでしょうか・・・たっぷりと語っていただきます。

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