おとなの文化村(460) 葛井寺 住職 森 快隆さん

今夜のお客様は「西国五番札所 葛井寺」ご住職の 森 快隆(かいりゅう)さんです。

森住職、大人の文化村札所「葛井寺」は大阪藤井寺市にある真言宗御室派の寺院。山号は「紫雲山」、「千手観音さま」がご本尊です。山号の「紫の花はまさに紫の雲」藤の花を表しています。四月下旬、まさに紫、白、赤の藤の花が春風にたなびきながら優雅に咲き誇る季節。古くからたくさんの藤棚があり、およそ1000年前に来山された「花山天皇」が『参るより頼みをかくる葛井寺』と上の句を詠まれると、ご本尊の観音様がそれに感応され ゆらりゆらりと自由悠遊に浮かぶ紫色の藤波が紫色の雲に映り、すばやく『花のうてなに紫の雲』と詠まれたという話が伝わっています。今年も4月19日から「福徳円満と藤の花の開花を祝い」藤まつりが開催されています。今夜は、院主さまと多くの人たちから親しまれている森快隆住職にお越しいただき、藤まつりはじめ、葛井寺さんについてしっかりと教えていただきたいと思います。

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おとなの文化村(459) 和の心 代表 葉室頼廣さん

今夜のお客さまは「株式会社和の心」代表、葉室頼廣さんです。

葉室さんは昭和33年(1958年)東京のお生まれ。小学高時代は京都で過ごし、中学、高校、大学は東京の学習院に学ばれ、卒業後、いまは大阪にて活動をされています。おじいさまが京都・下賀茂神社、おじさまが奈良・春日大社の宮司という、藤原家北家勧修寺派の葉室家はいま38代つづく名門。頼廣さんはその分家にあたられます。5年前から、会社を「株式会社和の心」と社名変更して、「和の素敵」と言う名で、目に見えないことまで「ありがとうございます」という日本人の和の心が、世界をいつも笑顔あふれる毎日に出来ると思い、現代の中で失われつつある、その素晴らしい和の心を識り、学ぶ活動、事業に取り組んでおられます。昨年この番組で紹介した「京橋活性化機構」の鷲見真一さんらと、太閤園で「秀吉 大茶会」を開催されているのもその活動の一環です。また、京都の洛西に葉室山浄住寺と言う葉室家の菩提寺があり、今後はそこから和の心を世界に発信していきたいと語る葉室さんから、今夜は日本の古よりの素敵な和とは、和のすてきとは・・・をお伺いしたいと思います。

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おとなの文化村(458) 大豆問屋・中井産業株式会社 中井敏博さん

今夜のお客様は「中井産業株式会社」代表取締役社長、中井敏博さんです。

中井敏博さんは、昭和33年(1958年)大阪市市天王寺区のご出身。地元大阪の小・中学校を出た後、岐阜県の全寮制高校「麗澤瑞浪高校」に進学。大阪に戻り龍谷大学を卒業後、地方新聞社(奈良新聞社)に入社。取材、営業活動に3年間携わって退社。実家の大豆問屋「中井産業」に入社されます。小さい頃から長男として家業の手伝いをしていた中井さんですが、当時はダイエー創業者中内功さんの「流通革命」という言葉が流行った頃。街から市場が消え、商店街が衰退する時代でした。家業も厳しく、一時はサラリーマンや公務員をうらやましくも思いましたが、豆腐業界の中にも勝ち組の人がいることを知り、それなら豆腐屋さんをステータスな職業にしよう、もっとできることがあるはずだ。そう考えてさまざまなイノベーションにとりくんで仕事がおもしろく誇りをもてるようになった~と語る中井さん。40才までは「大阪青年会議所」のメンバーとして活躍。いまは、ノイリンが代表を務める「なにわ名物開発研究会の地域資源部会長」として、日々社業と大阪の地域資源を活用し社会に働きかけ、フュージョンによる文化で新たな「なにわ名物」を開発すべく東奔西走の日々を送っておられます。今夜は、中井さんから「大豆問屋」としての活動はもちろん、「大阪活性化」にかける熱い思いもたっぷりと語っていただきましょう。

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