今夜のお客様はこの番組2回目のご出演、箏奏者の片岡リサさんです。片岡さん、1年ぶりのご出演です、大人の文化村にお帰りなさい。
片岡さんは1978年、大阪市淀川区生まれ。大阪音楽大学卒業、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。平成23年(2011年)第21回 出光音楽賞、平成13年度文化庁芸術祭「音楽部門」新人賞を洋楽邦楽問わず史上最年少で受賞するなど、伝統音楽の枠を超えた音楽性が、様々なジャンルで高く評価されています。皇太子殿下・秋篠宮殿下御前演奏をはじめ、平成22年度大阪文化祭賞、平成23年度 大阪市「咲くやこの花賞」、平成30年度文化庁芸術祭優秀賞などを受賞。多くのオーケストラとの協演、洋楽器とのアンサンブルや現代作品にも力を入れ、『Disney on CLASSIC』全国ツアーにおいてディズニーの名曲をソリストとしてオーケストラと共演。宮崎国際音楽祭出演、全国での小中学校アウトリーチ活動など幅広い音楽シーンで活動し、伝統の継承のみならず次世代の邦楽演奏を目指すコスモポリタン奏者として活躍。現在、大阪音楽大学特任教授、同志社女子大学・兵庫教育大学非常勤講師、宮城社師範として後進の指導をされています。今夜は、来る9月16日祝日、フェニーチェ堺で開催される「音楽サロン~箏の名手 片岡リサ~和の心」のご案内などお話しいただきたいと思います。

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今夜のお客様は河内長野駅前商店街でイベントスペース「上堂本店醤油蔵」を運営する上堂友義さんです。
上堂さんは1959年(昭和34年)河内長野市のお生まれ。長野小学校、長野中学校、長野高校をへて、1984年、松本歯科大学を卒業。1987年から地元河内長野市にて上堂歯科医院を開業されている歯医者さんです。ご実家は明治時代後期から昭和30年頃まで蔵で醤油、麹等を製造する「上堂醤油醸造場」を経営。その後杜氏不足により醤油製造を中止、仕入れ販売とともに酒屋を営んでいましたが、いまから24年前の2000年、当時の店主である叔父さんが亡くなったの機に酒店を廃業、シャッターを下ろしたままとなっていました。そんなお店の醤油蔵跡を、2016年2月頃から上堂さんの叔母さんと奥様が片付け始めたのですが、なかなか女性の手におえず業者が入り作業していたところに、「こんな場所でライブをやりたい」という若い人たちが集まり始め、日曜大工で内装を整えていき「醤油蔵を残しユニークな空間として活用する」ぷプランが決まっていきました。2017年、醤油蔵のスタッフとして手伝ってくれるメンバーと出会い、6月に醤油蔵ホールとして初の音楽イベントを開催。2019年には河南町の糀屋さんと巡り合い、「醤油蔵にある木の樽を使って醤油を造ってみたい」と言われ、自家製の醤油造りプロジェクトも始まっています。そんなユニークな活動が評価され「第24回なにわ大賞」特別賞を受賞された上堂さん。ノイリンとは「河内長野駅前商店街活性化プロジェクト」でお知り合いたいだそうです。

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今夜のお客様は「第24回なにわ大賞・準大賞」受賞、漫画家、新今宮スタディツアー・ガイド、あいりん地域まちづくり会議地域委員の「ありむら潜」さんです。
ありむら潜さんは1951年、鹿児島県のお生まれ。1975年、立命館大学経済学部を卒業し大阪市西成区のあいりん地域(釜ヶ崎一帯)で日雇い労働者の就労支援をする「公益財団法人西成労働福祉センター」職員として労働相談・生活相談等に従事。1977年からセンターの広報紙「センターだより」に4コマ漫画を連載を始め、これは定年退職後のいまも続いています。1982年、少年画報社「ヤングコミック」秋田書店「ヤングチャンピオン」にて「カマやん」の連載を開始。2足のワラジ路線が本格化します。1999年「NPO釜ヶ崎のまち再生フォーラム」事務局長に就任。2013年、大阪市の「西成特区構想」開始に伴い、「あいりん地域まちづくり会議」有識者委員、地域委員を務め、2017年から「萩之茶屋地域周辺まちづくり合同会社」でタウン誌「萩まちだより」はっ発行やまち歩きガイドを担当されています。そして去る6月、明石書店から「カマやんの 日本一めんどくさい~釜ヶ崎まちづくり絵日誌~」を発刊されました。今夜は、大阪・釜ヶ崎に生きる不思議なおっちゃん・カマやん・・・に登場いただき、変遷する町を50年間見つめてきた「めんどくさい」お話を30分間にギューっと凝縮してお伺いしたいと思います!

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