おとなの文化村 (162回) 竹山木管楽器製作所 竹山宏之さん

今夜は先ごろ第14回なにわ大賞の大賞を受賞された、日本でも珍しい手作り楽器リコーダーを製作している大阪住之江、竹山木管楽器製作所の社長さん、竹山宏之さんです。

竹山さんは1953年9月うまれのまもなく58歳。大阪市住之江生まれの住之江育ち。大学卒業後何の仕事をするかに迷い、幾つかの選択肢の中からそれぞれの仕事を体験しながらの自分探しの日々がしばらく続き、1978年アルバイトで貯めた資金を元手にアメリカを放浪。そしてそのとき手作りのリコーダーの工房を訪問したことが現在のリコーダー製作の出発点でした。もともと実家は、紡績機械に使う「ボビン」を製作していたこともあり「穴のあいた回転対称の細長い木工製品」を作るということでは同じと考え1890年にリコーダー製作を開始。そして1982年にタケヤマリコーダーを国内販売開始。以来現在まで 国内だけではなく海外、特に古楽器の人気が高い欧米においても高い評価を受けるように・・2005年には自宅を改装して、日本初のリコーダー専門店「アンリュウ リコーダーギャラリー」をオープン。また2007年にはギャラリーに併設して「タケヤマホール」もオープン。地域に根ざした文化発信の場として音楽以外にも様々なイベントを送り出しています。今夜はリコーダー作りのお話と実際はスポーツマンでもある竹山さんのユニークな側面にも迫ります。

 

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おとなの文化村 (161回) チアリーダーズクラブJUMPS 石原由美子さん

今夜のこのコーナーは大阪において チアリーディングをベースに幅広い社会活動を続けておられるチアリーダーズクラブJUMPS(ジャンプス)の代表石原由美子さんです。

石原さんと石原さんが進めるプロジェクトJUMPS(ジャンプス)について 簡単にご紹介しておきましょう。石原さんは大阪中央区谷町うまれの谷町育ち、神戸女学院大学卒業後、ユニ・チャームに入社、OLライフが始まります、そして株式会社リクルートに移り結婚情報誌の営業と、求人誌の営業を各3年ずつ体験。そして在職中に、大学時代に出会ったチアの世界が忘れられずチアリーダーズクラブJUMPSを設立。そして退職したのち、本格的にチアの道を歩み始めることとなります。「チアで関西を元気に!」を合言葉に、関西から日本全体を応援するチアリーダーを育成し、輩出する「JUMPS」を運営する。現在は チアの裾野を広げるためのスクール事業や、元気配達便(チアリーダー派遣)事業を実施しながら、日本に今最も求められている“元気”を生み出し発信する、日本でも珍しいチアリーダーとして活動されています。現在、7名の専任講師と約10名の成人メンバー、そして100以上の生徒を抱えながら 2009年には女の子を出産し、その翌年甲状腺がんを克服するなど波乱万丈。現在も現役チアリーダーとしても活動を継続させている石原さんです。今夜は石原さんの思うチアを通じた元気配達のココロを伺います

 

 

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おとなの文化村 (160回) 建築物ウクレレ保存計画 伊達伸明さん

さて今夜のこのコーナーは取り壊しがきまった建築物の廃材の一部を使ってウクレレ作るというユニークなアート活動を続けておられる建築物ウクレレ化保存計画~伊達伸明さんです。

伊達さんは1964年兵庫県生まれの47歳。京都市立芸術大学美術学部工芸科において漆工芸を専攻されます。学生時代から木材や漆などを使ってテーブルなどを作ることに熱中、それが高じてオリジナル楽器づくりの世界に入っていく伊達さん。そして行き着いたのが建物そのものを楽器にするといった突拍子もないアイデア・・取り壊される建築物の廃材から、楽器作りで鍛えた手先の技術でウクレレを作り保存する活動に取り組み始めたのが2000年以来現在まで、およそ60本以上の作品~つまりは60軒以上の建物の解体に立会いその廃材からウクレレを作ってこられました。「楽器は器であり、演奏家や所有者の思いがちあふれて音となる・・建物もまた日々の暮らしの営みを受け入れて守ってきた器であり、このウクレレを作るという作業、それはその器の姿形を少しだけ変える作業に過ぎない・・」このことをセプトに今日も新しい廃材と格闘している伊達さんです。今夜は建築物ウクレレ化保存計画というユニークなプロジェクトの全貌を語っていただきます。

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