おとなの文化村 (033回) 天満の棒手振り 井上彰さん

今夜のゲストは ちょっとユニークな方を、天満の棒手振り(ぼてふり) 井上彰さんです。

井上さんは平成10年から、天満を中心に人や歴史を紹介するフリーペーパー「あるっく」を発行。14年からは雑誌「天満人」を年に1度のペースで刊行し、形態を変えながら天満の情報を発信してこられました。取材や編集、広告の営業までを1人でこなし、フリーペーパー時代は、自ら自転車で配って回ったりと大活躍。しかし資金繰りは常に苦しく、そして60歳になるのを契機についに廃刊を決意。 そして転進したのがなんと江戸時代の行商人のスタイルを継承した「棒手振り」の復活。尻からげした着物に股引(ももひき)、地下足袋姿でてんびん棒を担ぎながらものを売り歩くという 現代では見られないユニークなものです。観光客を相手に天満の土産物を売り、同時に情報発信をしようと計画を立てました。そして 紙媒体から今度は自分自身が媒体となって「ものうり」の姿を通してまちの情報を発信していこうと先月25日に天満の天神さんの初天神でデビュー。今日も まちかどで威勢のいい掛け声でパフォーマンスを繰り広げている井上さんです。

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おとなの文化村 (032回) ジャズピアニスト 大塚善章さん

今夜のゲストは大阪が世界に誇るジャズ界の重鎮、今年音楽生活55周年を 迎えられるジャズピアニスト 大塚善章さんです。

大塚さんは1934年(昭和9年)2月15日大阪市天王寺区の生まれ、大阪府立高津高等学校2年生の秋、機会があり校歌を作曲、大塚さんの音楽キャリアの記念すべき作品第一号です。 そして勿論その校歌は現在も歌い継がれています。その後関西大学に進学 在学中にジャズの演奏活動を開始。卒業後1959年に 古谷充(Altsax Player)さんらとともにジャズグループ「THE FRESHMEN」を結成。グループの中心的存在として活躍、映画・TVドラマ・コマーシャル等にも手腕を発揮され多くの作品を残しておられます。 そして「THE FRESHMEN」を退団後は、自らの音楽世界を構築するためジャズの世界を中心に多彩な活動を展開。特にライフワークとして取り組んでいるカンタータ「上町台地」シリーズは、故郷大阪を謳いあげる壮大なピアノコンチェルトで、1984年11月厚生年金ホールで催した「音楽生活30周年記念リサイタル」にて第1作『上町台地’84』を発表し 以来現在まで全6作を完成されています。主な作品としてはこれまでの作品を集めた「大塚善章作品集」能面の美しさに魅せられて作られた「組曲 面(オモテ)」ソロピアノアルバムの「Be Ambitious]などがあります。また関西ジャズ協会会長として 関西においてジャズミュージックの振興に務めておられます。

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おとなの文化村 (031回) 大阪万博マニアの白井達郎さん

今夜のゲストは大阪が世界に誇る大阪万博マニアでコレクター白井達郎さんです。

白井さんは大阪府池田市で育ちました。そして1965年小学5年生11歳のときに近くの千里丘陵で大阪万博の開催が決まり 何是か興味を引かれた白井少年は建設が始まった会場工事現場に自転車を駈って日参するまでになるハマリぐあい。1970年3月15日の万博オープン時には16歳の高校生さっそく連日の万博通いが始まり 挙句の果ては万博スタッフ最年少のアルバイトになるまでになりました。そして月日はながれ大人になった白井さんはサラリーマン生活の傍ら万博関連のあらゆるものをコレクションし始め ついには池田の自宅がそのコレクションでいっぱいとなり「エキスポミュージアム」にしてしまい奥様にはあきれられる始末。そして更に白井さんの勢いはとまりません。ついに昨年4月大阪天満橋に自らのコレクションがずらり並んだ「エキスポ・カフェ」をオープンするまでに・・なんと集めたコレクションは1万点以上使ったお金は・・・これはちょっといえませんが大阪万博をこよなく愛す稀代のコレクター白井達郎さんです。

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