おとなの文化村(634) たこ焼きの岸本 蓮見恭子さん

今夜のお客様は今年第8回「大阪ほんま本大賞」を受賞された作家の蓮見恭子さんです。

蓮見さんは1965年、堺市のお生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、35才頃から小説を書き始め、2002年大阪の「創作サポートセンター(当時の「大阪シナリオ学校 エンターテインメントノベル科」)」に入学。受講しながら作品を書き始められました。2010年「女騎手」で第30回横溝正史ミステリ大賞の優秀賞を受賞してデビュー。その後「無名騎手」「ワイルドピッチ」「アンフェイスフル国際犯罪捜査官・蛭川タニア」「ガールズ空手セブンティーン」「イントゥルージョン国際犯罪捜査官・蛭川タニア」「襷を、君に」「シマイチ古道具商-春夏冬人情ものがたり-」「襷を我が手に」「始まりの家」「MGC マラソンサバイバル」などの作品を出版して活躍。今年、「たこ焼きの岸本」で、大阪の本屋と問屋が力を併せて、ほんまに読んでほしい楽しい一冊を選ぶ『第8回大阪ほんま本大賞』を受賞されました。この作品の舞台となる大阪のすみよっさん、粉浜商店街には友人も多くしばしば訪れるというノイリン、『後悔させへんさかい、いっぺん読んでみて』とすっかり蓮見さんファンになったようです。

 

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おとなの文化村(633) 風アートプランニング 泉井千恵さん

今夜のお客さまは、この番組2度目のご出演、「風アートプランニング」代表の泉井千恵さんです。

泉井さんは中央区谷町4丁目で鉄工所を経営する家に生まれ、1983年大阪成蹊女子短期大学を卒業後、翌1984年に北浜の「ギャラリー風」に入社されました。1974年先代が創業したこのギャラリーを2012年から引き継ぎ、代表として運営されてきました。そして8年目になる今年2月末ギャラリーを閉廊、新たに「風アートプランニング」として天満にオフィスを移転。事務所兼小さな展示スペースを拠点に、現在まで関わってきた作家の方々や新たな作家たちの内外へ向けた企画発信事業に取り組んでおられ、コロナが収束したら、国内はもちろん韓国、台湾のアートフェアに出展したいと意欲的です。現在、社会人の一男一女の母であり、工場、廃墟、旧遊郭めぐりや妖怪めぐりが大好きな泉井さん。来る9月2日から「江戸時代のおまもり妖怪、参上!みんなのアマビエ展」を大阪府立中之島図書館で開催されることになりました。このアマビエ展には、桂米團治さんが率いる米朝一門が賛助出展。今夜は桂あさ吉さんもスタジオにお越しいただきました。では、ご両人にご登場いただきましょう。

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おとなの文化村(632) 直木三十五記念館 事務局長 小辻昌平さん

今夜のお客様は「直木三十五記念館」事務局長、小辻昌平さんです。

小辻さんは1963年、大東市のお生まれ。関西大学在籍時に交通遺児を支援する「あしなが学生基金」事務局次長を務め「あしなが運動」で活躍。卒業後は東京でバイオ・食品関係のメーカーに勤務していた1995年、あしなが運動の恩師山本孝史さんの衆議院議員公設第一秘書となり新進党解散まで国政の裏方の仕事に関わってこられました。その後大阪に戻り、現在勤める洗剤メーカーで総務、CSRの仕事に従事する傍ら、大阪市内からほりの市民参加型ミュージアム「直木三十五記念館」設立準備に参加。2005年2月開館以降事務局長として、勤め先の業務とともに直木三十五研究の第一人者、町人学者を自任する二足のワラジの多忙な日々を過ごされています。早いもので直木記念館が入る総合文化施設「萌」は今年で設立15年目。「記念館」も新しい時代へ向けてのリニューアルを進めており、いよいよ大詰めです。プライベートでは、本とレコードとガラクタに囲まれての長屋ぐらし。その長屋を「苦楽庵」と名付け住み開きすること数回。いまはサラリーマンときどきDJ、趣味に生き趣味に死ぬと語る小辻さん。おとなの文化村10年ぶりのご登場です!

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