おとなの文化村(480) とんぼりアロハフェスティバル2017 森田かずよさん

今夜のお客さまは来る16、17日に開催される「とんぼりアロハフェスティバル2017」実行委員会代表、森田かずよさんです。

森田さんは1977年、大阪府のご出身。二分脊椎症・側弯症を持って生まれます。高校生の時に見たミュージカルをきっかけに18歳から芝居をはじめ、「夢歩行虚構団」をへてフリー。表現の可能性を日々楽しく考えながら、義足の女優・ダンサーとして活躍。現在、「Performance For All People.CONVEY」を主宰されています。この間、お母さんとともに「NPO法人 ピースポット・ワンフォー」を設立。朗読・演劇講座をはじめ、障害のある人や子供たちへのダンスやからだのワークショップ講師、コーディネートなどの活動を実践されています。2011年、「第11回北九州&アジア全国洋舞コンクール」バリアフリー部門一位・チャレンジャー賞受賞。その姿はメディアでも数多く紹介され、近年は障害のあるアーティストのリーダ的存在として国際シンポジウムなどにも登壇されています。また、人形作家とのコラボレーションなど、様々なジャンルの方と共に、障害を超えた身体のあり方を模索している森田かずよさん。今夜は、今週末の土曜・日曜 道頓堀で開催される「とんぼりアロハフェスティバル」のご案内とともに、先日開催された「国民文化祭・障害者芸術文化祭なら2017」ステージ出演など、芝居・ダンスの枠を超えての活動などたっぷり語っていただきましょう。

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おとなの文化村(479) 浪速鳶伝統保存会 宍戸健二さん

今夜のお客様は「NPO法人、浪速鳶伝統保存会 代表理事、宍戸健二さんです。

宍戸さんは1970年、宮城県塩釜市のお生まれ、2年後、群馬県沼田市に移り、地元の商業高校を卒業後、神奈川県横浜市の会社に勤められました。その後、大阪で知人のもと「鳶職」として腕を磨かれます。2002年、独立、「宍戸組」を立ち上げ、2012年に法人化。現在、近畿各地で鳶工事を請け負い事業展開されています。その間、2007年に若手鳶の意識向上を目ざして「浪速鳶伝統保存会」を立ち上げ、社団法人「江戸消防記念会」鹿島前会長に師事、木遣り 纏振り はしご乗りを学ばれます。2012年にはアメリカヒューストンに招かれ公演するなど、各地の行事に参加し、精力的に活動を続けて来られました。そのような活動が評価され、ことし「第20回なにわ大賞」を受賞されました。今夜は保存会の印半纏(しるしばんてん)を羽織っての登場。スタジオでの梯子乗りは無理でしょうが、木遣りの一節はご披露いただき「浪速鳶の心意気」をたっぷりと語っていただきたいと思います。

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おとなの文化村(478) モデル工房和工 眞砂慎吾さん

今夜のお客様は「モデル工房和工」代表の眞砂慎吾さんです。

眞砂さんは1962年(昭和37年)、和歌山県新宮市のお生まれ。高野山高校から大分大学電気工学科に進み、卒業後 大阪の某電機メーカーに入社。コンピューター・ワープロの開発に従事されました。平成5年、退社し、大阪西成区にあった「日本一のレーシングボートを数多く世に出していたラジコン模型会社の名門「東京堂模型」に入社、ラジコンの船・飛行機の製造責任者として、下町のモノづくり職人として経験を積まれました。平成15年にデザイン会社を設立、「ウエブデザイン、写真グラフィック処理、模型試作」などに取り組み、地域の今昔写真集の編集に関わってこられました。そして平成26年、元東京堂模型の町工場があった西成区千本北に「モデル工房和工」を設立。ふとしたきっかけで平成22年から開発に着手していた「プラ甲冑」、FRP製の軽い甲冑の制作販売に取り組まれています。電機メーカーの技術者から下町の名門模型工場への転身、郷土写真集の編集、歴史文化・戦国史への理解、プラ甲冑の制作、いま暮らす西成区への地元愛・・・そんないちびりな活動が評価され、ことし第20回なにわ大賞「なにわの匠特別賞」を受賞されました。今夜は自ら「プラ甲冑」を身にまとって登場された眞砂工房長から、ものづくり、地域づくりの匠としての「いちびり精神」をしっかり伺いたいと思います。

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