おとなの文化村(435回) 文楽人形絵師 下瀬 翠さん

今夜のお客様は文楽人形絵師の下瀬翠さんです。

1950年、大阪生まれ 。両親が朝日座(道頓堀)の近くで『文楽堂』と言う小さなお土産屋を営む。6歳までの幼少期を過ごす二年間、精華小学校(中央区)に通学。その後 石川県金沢市で小学校を卒業。中学校〜専攻科(家政科)まで大阪女学院で三年間寄宿舎生活を経験し卒業。卒業後、一年間ロンドンへ。ベビーシッターやハウスメイドをしながら その間にヨーロッパの国々の美術館を巡り歩く。帰国後、子供絵画教室を指導。改めて大阪市立天王寺美術研究所でデッサンと油絵を研鑽する。文楽は、1984年、国立文楽劇場のこけら落としを観劇し、文楽人形に魅せられ、ライフワークとして描き始める。1991年個展後、国立文楽劇場から人形使い初代吉田玉男氏の監修のもと 三番叟5枚組みの絵葉書を出していただく。舞台で演じている文楽人形を描けるよう、今もなお研鑽中。インドネシアでの地元グループ展にも出展。ミナミの先輩ノイリンとのお話がたのしみです。

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おとなの文化村(434回) フリーライター 前川佳子さん

今夜のお客様はフリーライターの前川佳子さんです。

前川さんは兵庫県西宮市、夙川のお生まれ。立命館大学産業社会学部を卒業後、広告制作会社にコピーライター見習いとして入社。1984年に会社を辞めて、フリーのコピーライターに。さまざま仕事に取り組むなかで、大阪市市長室発行の広報誌や財団法人大阪都市協会発行の月刊「大阪人」のライターとして、大阪の近代建築や伝統食の取材や人物インタビューなどの仕事にも携わられます。そして、2001年、月刊『大阪人』の北辻稔編集長からの「旧い大阪ことばの聞き取りを今、しておくべきではないか。ついては船場にルーツをもつ前川が担当しなさい」という提案をうけ、大阪の旧い人たちの聞き書き連載「大阪ことばを語りつぐ」が始まりました。明治大正昭和生まれの大阪人、およそ100人に旧い大阪の話を聞き、その方たちが使う大阪弁のエッセンスを損なわない読み物として、船場育ちの生活文化史研究家・近江晴子さんの監修で7年間連載を続けられました。今回、そのうちから50編を選び、加筆訂正し、「船場大阪を語りつぐ 明治大正昭和の大阪人、ことばと暮らし」として、大阪の出版社和泉書院から出版されました。今夜はこの本のご紹介を、著者ご本人に伺っていきたいと思います。


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おとなの文化村(433回) ジュンク堂書店難波店 店長 福嶋聡さん

今夜のお客様は「ジュンク堂書店、難波店」店長、福嶋聡さんです。

福嶋さんは1959年、兵庫県のお生れ。1981年、京都大学文学部哲学科を卒業。1982年2月、(株)ジュンク堂書店に入社。神戸サンパル店に6年、京都店に10年勤務されたのち、1997年11月仙台店店長に就任されます。そして、2000年3月よから池袋本店副店長。2007年3月から大阪本店店長をへて、2009年7月にオープンした難波店店長として現在勤務されています。また、1975年から1987年まで、劇団神戸にて俳優、演出家として活動。1988年から2000年まで、神戸市高等学校演劇研究会秋期コンクールの講師を勤められました。現在、日本出版学会会員。著書に「書店人のしごと」(1991年 三一書房)、「書店人のこころ」(1997年 三一書房)、「劇場としての書店」(2002年 新評論、「希望の書店論」(2007年人文書院)「紙の本は、滅びない」(2014年 ポプラ社)、「書店と民主主義」(2016年人文書院)などがあり、日本出版学会会員として活躍されています「ジュンク堂書店に福嶋あり」といわれる名物店長の福島さん。今夜はその本屋さんについての熱い思いをたっぷりと語っていただきます。

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