おとなの文化村(577) 夙川座 浅川文恵さん 伊佐山紫文さん

今夜のお客さまは「夙川座」座長の浅川文恵さんと座付き作家、伊佐山紫文さんのお二人です。

「夙川座」は2015年に声楽家の浅川文恵さんと作家の伊佐山紫文さんが西宮で旗揚げ。「クラシックの美しい旋律に、現代の日本人が共感できる日本語の歌詞をつけて歌う」ことをめざして、これまで10本の作品を上演してこられました。座長の浅川さんは北海道岩見沢市出身。小学1年からピアノをやり、4年から合唱部で活動していましたが、藤女子短期大学英文科を卒業後旅行会社に勤務。結婚で関東に転居したのち関西へふたたび転勤。 40代後半になってから、コンクール本選入選のご褒美で音大へ、大阪音楽大学短期大学部声楽家を卒業、好きな音楽の道を歩むことになります。伊佐山紫文さんは大分県日田市出身、愛媛大学大学院中退後、角川書店「ライフステーション」編集部デスクを経てフリー作家として,小説、評論、戯曲、ルポなど多数の著書を発表。文章のプロとして作詞家としても活躍。そんなお二人が2017年に作詞や脚本制作、コンサート、舞台のコーディネートを手がける会社として「株式会社夙川座」を設立。去る6月に、最新作「クララ・シューマン天才のヨメはん」をクレオ大阪中央ホールで上演。大阪弁のボケとツッコミのセリフが笑いを誘い、二胡の哀愁をこめた音色がしんみりと流れる感動の「上方歌芝居」と好評を博しました。今夜は、座長、座付き作家のお二人がどこでどのような出会い「上方歌芝居」がつくられていったのか?なんと伊佐山さんとは意外なつながりがあったというノイリン、興味津々のトークが期待できます。

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おとなの文化村(576) 紙カフェ店主 松永友美さん

今夜のお客さまは堺の「紙カフェ店主・コーディネーター」の松永友美さんです。

松永さんは堺市生まれの堺育ち。長らく飲食店に勤務した後、7年前に実家である印刷会社が堺市山之口商店街に開いた「紙雑貨屋&カフェ」の運営を任されます。自社ブランド「堺カミモノ」を立ち上げ、堺市の地元愛を目覚めさせるため、雑貨にもカフェメニューも堺にこだわる日々が続くなか、紙cafe店内を舞台に、様々なワークショップやライブ、障害者作業所を巻き込んだお祭り、堺の遊郭企画、堺の妖怪イベント、黄金の日々朗読ライブなど、地元に沿ったイベントを立案・コーディネート。そんななか、「古墳(仁徳天皇陵)」のあまりのスルーさ加減に驚き、自社製品「堺カミモノ」のひとつに「古墳柄」の商品制作を無理くり推進。4年前に百舌鳥古市古墳群が世界文化遺産をめざしていることを知り、「このままでは観光客が訪れても受け皿がない」ことに焦りを持ち、様々な分野での古墳アーティストとの出会いを進め、古墳雑貨の取り扱いを開始。今までに知り合ったクラフト作家さんに古墳作品を作ってもらう活動にも火が付いていきます。自社内での古墳商品開発を続け、地域の魅力を地元の人たちに知ってもらおうと、昨年5月5日に第一回堺古墳祭りを開催、3000人が来場。10月には堺市と共催で第二回、そして今年5月5日には第三回を開催。去る6月、7月と堺タカシマヤで「堺古墳祭り」を主催、今では堺で古墳といえば松永友美とまで言われる存在に・・・。今後も堺市・大阪市内での墳活スケジュールはいっぱい。今夜は、その古墳グッズをスタジオにお持ちいただいてのご出演です。

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おとなの文化村(575) 石見神楽大阪社中 高島理さんと田中弓子さん

今夜のお客さまは「石見神楽大阪社中」代表の高島理さんと田中弓子さんです。

髙島理さんは京都府乙訓郡の出身、本籍地は島根県温泉津。フリーの役者として関西の小劇場、大衆演劇、テーマパーク、イベントなど様々な現場に、役者・殺陣師として参加。島根県の郷土芸能である石見神楽の劇場が大阪にできると知りすぐに参加。浪速区幸町にオープンした岩見神楽なにわ館にて、大坂社中代表として日々活動に邁進されています。田中弓子さんは兵庫県川西市の出身。会社員退職後、次の就職先を探している時に、石見神楽大阪社中に出会い、そのエンターテイメント性に魅了され所属する事を決意。現在は、その奥深さに畏敬の念を持ちつつ、舞の研鑽に勤しむ毎日です。今夜は、石見神楽、そしてなにわ館はもちろん、新たに生まれた大阪社中にかける熱い思いをたっぷりと語っていただきます。

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