おとなの文化村(524) 近鉄アート館プロデューサー 松原利巳さん

今夜のお客さまは近鉄アート館プロデューサーの松原利巳さんです。

松原利巳さんは1951年、北海道のお生まれ。1972年、大阪の情報誌の草分け「プレイガイドジャーナル」に参加、演劇を担当しながら「黒テント」「状況劇場」「つかこうへい事務所」「東京ヴォードヴィルショー」「自由劇場」「上海バンスキング」「第七病棟~ふたりの女」などの大阪公演をプロデュース。1978年、中島陸郎さんとともに、阪急ファイブ「オレンジルーム~オレンジルーム演劇祭」を共同プロデュースされます。そとばこまち、劇団新感線、南河内万歳一座、MOPなどが登場し 関西の学生演劇ブームが盛り上がるなか、1985年、扇町ミュージアムスクエア、近鉄劇場、小劇場がオープン。近鉄劇場、近鉄アート館プロデューサーとして活躍されます。その後、神戸アートビレッジセンター、あまがさき近松創造劇場、大阪MBS劇場(現シアターBRAVA!)、大阪・アートフェスティバル、大阪・アジアアートフェスティバル、大阪城サマーフェスティバルなどに参画。国際児童青少年演劇フェスティバル大阪、咲くやこの花芸術祭など、さまざまな場で活躍を続けてこられました。そして2014年3月、復活した「近鉄アート館」プロデューサーにふたたび就任。取り組んでおられるプロデュースの一つが、関西の若手歌舞伎役者が活躍する「あべの歌舞伎・晴の会」の公演です。今夜は「関西演劇界の生き字引」と言われる松原さんから、ことし4年目を迎える「晴の会」公演のみどころなどたっぷりと語っていただきましょう。

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おとなの文化村(523) 「第21回なにわ大賞」枚岡神社宮司 中東弘さん

今夜のお客様は「第21回なにわ大賞」を受賞された「枚岡神社」宮司、中東弘さんです。

河内國一之宮、枚岡神社宮司、中東弘さんは昭和16年大阪市のお生まれ。昭和35年、出雲大社で神職の資格を取得されます。大山祇神社(おおやまつみ神社)をへて昭和35年、春日大社勤務。南都樂所楽師として国内外で雅楽を演奏されるなど活動を続け、平成9年「春日大社権宮司」に就任。平成18年「白屋八幡神社(しらやはちまん神社)」宮司となり、平成21年に、 ダム建設工事の地滑り被害から社の再建を果たされました。同じ年に「枚岡神社宮司」となり、毎年12月23日に斉行される「注連縄掛(しめかけ)神事、通称「お笑い神事」の大笑いを地域の人々や参詣者に広く呼び掛け、その模様は各テレビ局で中継されるなど、全国的に有名なものとなり参加者は年々歳々増加の一途を辿っています。今夜は「第21回なにわ大賞・贈呈式」を前に、神話から学ぶ日本の文化伝承、発信に日々取り組まれる中東宮司の「大笑い」をお届けさせていただきましょう!

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おとなの文化村(522) 演芸ライター 日高美恵さん

今夜のお客さまは演芸ライターの日高美恵さんです。

日高美恵さんは大阪市のお生まれ、神戸大学在学中から情報誌「エルマガジン」で演劇、演芸を担当。卒業後、エルマガジン社を経てフリーの演芸ライターとして活躍されています。新聞、雑誌で落語などの記事や評論、書評ほかを書くほか2006年9月に創刊した、落語、講談、浪曲のスケジュールや読み物、ニュースを掲載した月刊のフリーペーパー「よせぴっ」を12年にわたり継続発行されています。「きく知る落語」(JTBパブリッシング)、「いまライブで聴けるみんなが好きな落語家」(朝日新聞出版)、「よしもと落語の世界」(ヨシモトブックス)、「落語ファン倶楽部」(白夜書房)などを執筆、現在は雑誌「ステーション」、「しんぶん赤旗」「東京かわら版」で落語の記事、読み物を連載、朝日新聞で演芸評を担当されています。また、2006年からは「天満天神繁昌亭の繁昌亭大賞」、2014年から福井県の「全国女性落語家大会」、2015年から「大阪文化祭賞」、2017年から池田市の「社会人落語日本一決定戦」など審査員として活躍されています。今夜は、神戸新開地に来る7月11日にオープンする「喜楽亭」のホットな情報など、上方演芸についてあれこれお伺いしたいと思います。

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