おとなの文化村(657) 大阪府簡易宿泊所生活衛生同業組合 杉浦正彦さん

今夜のお客様は「大阪府簡易宿泊所生活衛生同業組合」事務局長、杉浦正彦さんです。

杉浦さんは. 1970年生まれの50歳、愛知県安城市のご出身。住宅都市整備公団(現UR都市公団)勤務時代に、住民参加型ワークショップに携わったことからまちづくりに興味をもち、2014年44歳で脱サラ。大阪の空堀地区でまちづくりを行う「長屋すとっくばんくねっとわーく企業組合」代表理事の松富謙一さんの紹介で、西成特区構想を受託する「萩之茶屋地域周辺まちづくり合同会社」に従事。外国人観光客向けの飲食店KAMAPUBの事業(現西成JAZZ Dona Lee)やあいりん地域の様々な調査業務に携わり、45才で宅地建物取引士の資格を取得。2年後2017年から現職である大阪府簡易宿所生活衛生同業組合にて事務局長に就任。新今宮駅周辺のまちづくり活動にも積極的に関わってきました。そして編集者・ドキュメンタリー作家の篠原匡(ただし)さんが飛田新地内にある廃屋となった旧遊遊郭の写真集を制作するプロジェクトを立ち上げ、その物件管理者が杉浦さんでした。写真集という形で遊廓跡に遺された記憶を後世に伝えていくクラウドファンディングが実行されています。今夜はノイリンも関わっているという「グレーターなんば」エリアについて語り合っていただきましょう。

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おとなの文化村(656) 大阪産 料理 空 今井豊さん

今夜のお客様は「大阪産 料理 空」代表、今井豊さんです。

今井さんは1964年堺生まれの堺育ち。父方は堀江で商い、母方は千日前で映画館をやっていたことから商売に強い興味を持った幼少期を過ごした今井さん。小さい頃から炉端焼き屋のおやじさんに憧れ、いつかは店をやりたい!の思いを抱き続けていました。そして、同志社大学を卒業し大手金融機関に20年勤務。西宮、心斎橋で支店長を経験し16年前に念願の独立開業。沖縄料理店、炉端焼き店を皮切りに3店舗目は地下鉄本町駅船場センタービル地下に「貸し居酒屋街・船場女将小路」をオープンさせました。そんな時、京料理という言葉があるのに食い倒れのまち大阪には大阪料理という言葉がない。…ということから「大阪産(もん)料理」という名前を考え、地元食材を集めた「大阪産(もん)料理 空」が誕生。現在、大阪もん料理空 4店舗をはじめ7店舗を運営されています。自ら大阪産(もん)食材の語り部「琵琶法師」を名乗り、大阪は粉もんだけやない!を合言葉に頑張る空ちゃん。今夜は「大阪もん」をたっぷりと語っていただきましょう。

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おとなの文化村(655) ハルまちフェスティバル さくらこりんさん

今夜のお客様は「一般社団法人KIO」代表理事、さくらこりんさんです。

KIO(キオ)は1971年に設立された大阪の劇団。小中高校生を対象に、学芸術鑑賞会や学校公演だけでなく、パフォーミングアートのフェスティバル運営や海外アーティスト・カンパニーの招聘、マネージメントを行う団体で2011年に法人化されました。代表理事をつとめるさくらこりんさんは大阪府の出身、ミネソタ州立ウィノナ・ステイト・ユニバーシティ演劇学部を卒業。帰国後、KIOに入団。少年役から仮面を被った老女役まで幅広い役を演じてこられました。また海外留学の経験を活かし、営業や劇団の海外渉外を担当。海外公演や国際共同制作、国際児童演劇フェスティバルの運営に携わってこられました。そしていま、KIOの芸術監督、一般社団法人フェスティバーロ代表理事中立公平さんが芸術監督に就任して開催される「文化庁戦略的芸術文化創造事業ジャパンライブエールプロジェクト・ハルまちフェスティバル」の開催むけて日々東奔西走されています。来る2月6日から3月末まで「総勢400名の大阪人が結集!大阪から全国を元気にするために、大阪芸能・文化を発信します!」を掲げて開催されるハルまちフェスティバル。落語・文楽・吹奏楽・ミュージカル・だんじりと、コロナ禍のなか活動の場を失った表現者たち、アマチュアとプロ、現代と伝統に橋をかけていくこのイベントはオンラインも活用して国内外に配信されます。去る22日「天満天神繁昌亭」上方落語協会、笑福亭仁智会長、桂米團治副会長らによる会見が行われた「ハルまちフェスティバル」。今夜はその全貌をお伝えしたいと思います。

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