今夜のお客様は「直木三十五記念館」事務局長、小辻昌平さんです。
小辻さんは1963年、大東市のお生まれ。関西大学在籍時に交通遺児を支援する「あしなが学生基金」事務局次長を務め「あしなが運動」で活躍。卒業後は東京でバイオ・食品関係のメーカーに勤務していた1995年、あしなが運動の恩師山本孝史さんの衆議院議員公設第一秘書となり新進党解散まで国政の裏方の仕事に関わってこられました。その後大阪に戻り、現在勤める洗剤メーカーで総務、CSRの仕事に従事する傍ら、大阪市内からほりの市民参加型ミュージアム「直木三十五記念館」設立準備に参加。2005年2月開館以降事務局長として、勤め先の業務とともに直木三十五研究の第一人者、町人学者を自任する二足のワラジの多忙な日々を過ごされています。早いもので直木記念館が入る総合文化施設「萌」は今年で設立15年目。「記念館」も新しい時代へ向けてのリニューアルを進めており、いよいよ大詰めです。プライベートでは、本とレコードとガラクタに囲まれての長屋ぐらし。その長屋を「苦楽庵」と名付け住み開きすること数回。いまはサラリーマンときどきDJ、趣味に生き趣味に死ぬと語る小辻さん。おとなの文化村10年ぶりのご登場です!
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今夜のお客様は美術史学者、デジタル復元師の小林泰三さんです。
小林さんは1966年、東京都杉並区のお生まれ。学習院大学で美術史を専攻し卒業時に学芸員の資格を取得。大手印刷会社で美術のハイビジョン番組を手がけ、美術の知識と美術業界のノウハウを駆使して美術品のデジタル復元を手掛け、その先駆けとして高く評価され、ハイビジョンアワード、マルチメディアグランプリ、ユネスコシネマフェスティバルなどで数々の受賞。2004年に小林美術科学を設立し、美術史業界のネットワークと最新のレタッチ技術を融合し、本格的にデジタル復元の活動を開始。手掛けた作品は、飛鳥時代の高松塚古墳壁画から昭和時代の白黒写真&フィルムのカラー化まで多岐にわたっています。テレビではNHK、TBS、WOWOWの番組で企画、解説役として出演。多数の著書を出版。中日文化センター、朝日カルチャーセンター、カフェでのワークショップなど幅広く活動を展開されています。そして、3年前にこの番組でご紹介した、音楽家サキタハヂメさんが奥河内の自然、歴史、人々などから影響をうけてスタートした「奥河内音絵巻」。第6回目となる今年は、そのスタートのきっかけとなった「日月四季山水図屏風」をテーマに「国宝☓謎☓エンターテイメント~日月山水図の謎~奥河内音絵巻2020」が開催されます。謎多き「河内長野が世界に誇る国宝」の風景のなかにはいっていける音絵巻。ちょっとこれスゴイよ。ぜひ!とサキタさんが語るエンターテイメント。どんなに凄いのか、今夜はデジタル復元師・小林泰三さんから語っていただきましょう!
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今夜のお客様は2009年10月以来のご出演、劇作家・脚本家・演出家の菱田信也さんです。
菱田さんは1965年神戸のお生まれ、大学在学中に「吉本興業新劇団オーディション・作家部門」に合格。大学に籍をおきながら放送作家やイベントの演出で活動を開始。現在、「神戸三宮シアター・エートー芸術監督」。劇場付属劇団「hishida」「Jr.ミュージカル劇団ミュージェルKobe」主宰。「よしもとライターズアカデミーウエスト総合学科長」として活躍。おもなテレビドラマ脚本に「オトコマエ!」「再生の町」(NHK)、「ジウ~警視庁特殊班捜査課係」(テレビ朝日)ほか。2001年、戯曲「いつも煙が目にしみる」で第1回近松門左衛門賞優秀賞、2006年、戯曲「パウダア~おしろい~」で第57回読売文学賞、2019年、神戸市文化奨励賞を受賞されました。主な著書に「再生の町」「震災脚本家・菱田シンヤ」など作家としても活躍。今年4月に出版された「芝居小屋戦記~神戸三宮シアター・エートーの軌跡と奇跡」をこの番組でおなじみの「ジュンク堂難波店店長」福嶋聡(あきら)さんからご紹介されたことがきっかけで、今夜11年ぶりのご出演となりました。
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