おとなの文化村 (035回) シャンソン歌手 中村扶実さん

今夜のゲストは大阪をベースに シャンソン・フレンチポップスを中心にした歌手活動を続けておられる中村扶実さんです。

リスナーの皆さんは 大橋房太郎という人の名前をきいたことがありますか?大橋房太郎はいまからちょうど100年前の大阪で水害に悩まされていた淀川の改修に力をつくした。いわば現在の大阪にとっての大恩人とも言える人です。そして今夜のゲスト中村さんはその大橋房太郎のひ孫にあたります。中村さんはシャンソンコンクールの全国大会での入賞をきっかけに、アメリカンポップス、ジャズ、フレンチポップスやシャンソンなど ジャンルにとらわれないグローバルな歌手として活躍中ですが、中村さんはあるとき 曽祖父の大橋房太郎のことに気づき 人知れぬ喜びと涙にあふれたその波乱の生涯に感動し いまそのことを歌い そして語りついでいこうと活動しておられます。

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おとなの文化村 (034回) 芸妓&シンガー 真箏(makoto)さん

今夜のゲストは この番組始まって以来のキレイドコロ京都祇園からMAKOTOさんにお越しいただきました。

MAKOTOさんは 京都生まれの京都育ち。十六歳で祇園の舞妓「真箏」(まこと)としてデビュー、そして二十一歳で芸妓となるのですが、子供の頃から音楽〜 特に洋楽に興味を持ち、将来の夢は「舞妓さん」か「歌手」と言い続けていたことが両方かなったと言うMAKOTOさん。お座敷でのお仕事のかたわらジャズバーなどで歌い始め、京都にあるフランス料理店での初ワンマンライヴをきっかけに、自らでライヴ活動を開始、関西方面で活躍するベテランミュージシャン達とセッションライヴをスタートさせ、1997年に女性ヴォーカルを集めたコンピレーションアルバム「Sisters of STYLING MIX Phase-I」に参加CDデビュー、1999年にはピアニスト大前チズルさんとJAZZのカバー曲のアルバム「STAND STILL LITTLE」を発表、2001年には北島健二をプロデューサーに迎え「MAKOTO」でメジャーデビュー、2002年セカンドアルバム「TO BE OR NOT」を発表するなど多くの有名ミュージシャンとのコラボレーションが続いています。そして同時に 祇園甲部に所属する芸妓「真筝」(まこと)として舞踊井上流の名取となるなど 日本の伝統美の継承にも日々精進しているMAKOTOさん。京都を代表する伝統芸能の世界とコンテンポラリーな音楽の世界を行き来しながら 地元のFM局でのDJ活動 はたまた各種コラムへの執筆 そして講演活動など 八面六臂の活躍を見せるスーパー京女、MAKOTOさんです。

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おとなの文化村 (033回) 天満の棒手振り 井上彰さん

今夜のゲストは ちょっとユニークな方を、天満の棒手振り(ぼてふり) 井上彰さんです。

井上さんは平成10年から、天満を中心に人や歴史を紹介するフリーペーパー「あるっく」を発行。14年からは雑誌「天満人」を年に1度のペースで刊行し、形態を変えながら天満の情報を発信してこられました。取材や編集、広告の営業までを1人でこなし、フリーペーパー時代は、自ら自転車で配って回ったりと大活躍。しかし資金繰りは常に苦しく、そして60歳になるのを契機についに廃刊を決意。 そして転進したのがなんと江戸時代の行商人のスタイルを継承した「棒手振り」の復活。尻からげした着物に股引(ももひき)、地下足袋姿でてんびん棒を担ぎながらものを売り歩くという 現代では見られないユニークなものです。観光客を相手に天満の土産物を売り、同時に情報発信をしようと計画を立てました。そして 紙媒体から今度は自分自身が媒体となって「ものうり」の姿を通してまちの情報を発信していこうと先月25日に天満の天神さんの初天神でデビュー。今日も まちかどで威勢のいい掛け声でパフォーマンスを繰り広げている井上さんです。

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