おとなの文化村(253回) 映画監督・脚本家 キム・スギルさん
今夜は2009年5月の登場以来ちょうど4年後の今夜、再登場していただきます映画監督で脚本家のキム・スギルさんです。
キムさんは1961年(昭和36年)大阪市生まれの大阪育ち、18歳の時、故今村昌平監督が校長であった横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)に入学、映画の世界を志します。そして在学中18歳の時に映画界の芥川賞ともいわれるシナリオ新人賞の城戸(きど)賞を「潤(ユン)の街」という作品で受賞。そして撮影時弱冠23歳で「君は裸足の神を見たか」で商業映画監督デビュー。平成2年度、大阪市咲くやこの花賞受賞。その後、監督または脚本を担当した、三つの作品共に文化庁優秀映画賞受賞の『潤(ユン)の街』『あーす』『橋のない川』など劇映画作品には、生まれ故郷の大阪を舞台にしたものが多くあり、そんな大阪への大きな愛着が、このたび、来る5月9日から20日まで、道頓堀の松竹座で公演される。大阪が生んだ作家織田作之助の半生を描いた音楽劇『ザ・オダサク』のオリジナル脚本にもつながっているキムさんです。今夜はその「ザ・オダサク」について たっぷりと語っていただきます。