128 風邪薬の副作用で人生が… バイオリニスト 川畠成道①

我が家には猫が4匹に犬が4匹もいる。(何でか…は聞かんといて)“ティティ”(本名“ティアラ”)はいつのまにか体重が7キロをオーバー。ミニチュアダックスは4・5キロ以上にならないと聞いていたのだが…。先日、(結構著名な)猫好きのフリーライターに再会したら、彼女の猫は8キロもある…というから驚いた。その猫は(その昔、“お答えいたします”で一世風靡した占い師の田中佐和からもらったとか。田中さんの兄嫁が経営している化粧品会社がヨッサンの番組スポンサーだった…いやはや世間は狭い)ウチのワンコと彼女のニャンコを抱きかかえ“15キロ”の屈伸したら…ええ運動になるやろナア!??

さて、今回の主人公(33歳)とヨッサンはこんな会話を交わしていました。(2004年当時)

Y「毎日、腕立て伏せ200回、今日もやってきはりました⁉」

K「ハイ!毎日やってます」

Y「ホンマに200回⁉」

K「でも、続けて200回ではないです。3回くらいに分けて。あとダンベルも“15キロ”を使って」

Y「ものの本だと8キロのダンベルを100回やゆうて…読んだことがあるんだけど」

K「8キロだと軽すぎますね、もう、10年やってますから、15キロのダンベルを右・左100回ずつ…」

Y「ちょと触ってエエ⁉(K「そっちはあんまりないんで」)こっち?ごっつい!キンキンパンパンや!!ハラマ~ア」

いったい誰に、どんな職業の方にインタビューしてるのか??!スポーツ選手ではありません。その名は川畠成道さん(ヴァイオリニスト:現在、英国と日本を拠点にソリストとして精力的な演奏活動を展開)。何でこんな会話からはじまったのか…?その訳は…

K「ヴァイオリンという楽器はその姿勢をコンサートなら2時間、同じ姿勢を保って弾き続けなくてはいけない。腕だけでなくて、肩や背中、筋肉なども強くしておく必要があるだろう…ということで始めました」。まさに、心技体でステージに上るプロフェッショナル。

そんな川畠さんを語るうえで、彼の激烈な過去を紹介せざるをえません。それは8歳の時に“スティーブンス・ジョンソン症候群”と診断されたのです。薬害です。何故起きたのか…

「祖父母が“夏休みの想い出にディズニーランドに連れてってあげよう”と言い、ロスアンジェルスに行くことになりました。私にとっては初めての海外旅行だったのですが、現地に着いてまもなく具合が悪くなり、服用した風邪薬の副作用で40度近い高熱と呼吸困難に陥り、急遽病院に運ばれたのです。5、6日意識がない状態で、全身の皮膚が水ぶくれになり、それが破れて血と体液にまみれ、敷いていた紙のシーツが肌にくっつくような感じが相当痛かったことを覚えています…」(川畠成道著『耳を澄ませば世界は広がる』集英社新書から)

K「そして病気は幸い回復しましたけど、その後、視力に後遺症が残ってしまって…それは今でもズーっと続いている…そこから、自分の人生が決して否定的な意味ではなく…変わっていくことになりました」

さァ~て、8歳の少年にとってあまりにも過酷な重い荷物を背負っての帰国。その後どうしたのか…⁉何と、まずは棋士になりたい…だったとか⁉(ホンマかいな)

※10月20日から映画「天心の譜(しらべ)」がシネマート心斎橋(ビッグステップ4F)で上映中。2010年、古稀を迎えた指揮者・小林研一郎が“コバケンとその仲間たちオーケストラ”に障がいのある31名の演奏家を加え、コンサートを開催。リハーサルから公演までの様子や障がい者との触れ合い、3・11で故郷いわきを失ったコバケンの慟哭。川畠さんもコバケンさんの古稀を祝いに共演!(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサー)

128kawabata

川畠成道さんのCDジャケット

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