138 モーツァルトのピアノ曲に挑戦 AKB48 松井咲子

“あ~しんど”のセリフ付きCMを作成した時のこと。この道20年の女性タレントM子さんが、懇意にしているスポンサーからのご指名だから、何度も何度も“あ~しんど”のダメだしに応じてくれた。プロデューサーのヨッサンは“もう、このへんでエエんちゃう”と思ってもスポンサーの広報部長N女史は容赦しない。“出来たぞ‼”エステステーションのコマーシャルが…。

ヨッサンがインタビュー前に身体がオモリで沈んでいきそうだったのが10月初旬。Y編成部長がイケイケレディを連れてやって来た。普段はJ―ポップやらニューアーティストは全くご縁がないのに。“ポニーキャ二オンの宣伝のKさんを紹介します”部長がわざわざ。“どないしたんや‼”Kさん曰く“是非、AKB48の松井にインタビューをして頂きたいのです‼”…クチあんぐり、目は点のヨッサン。

“僕はクラシック番組を喋って作ってるんですよ”“実はAKB48の松井咲子が今回のピアノ集でモーツァルトも1曲収録していまして…”“ハァ~ア?…で、何でまた?”“実は秋元の命令で(この名前は知っている…AKB48の生みの親や)クラシック専門の番組に売り込んでこい…と”

数日間、“AKB48”についてお勉強。“ツイテいかれへん…あ~しんど…ま、やってみるか!”2012年10月19日午後4時30分…遂にやって来ました。

M:松井咲子  Y:ヨッサン

M「今晩は松井咲子です。よろしくおねがいしま~す」

Y「今日は日付変わって12月10日…」、M「そうなんです。22歳になりました」。インタビューの放送日を誕生日にあわせるのがヨッサンの勉強の成果か!?(気配りのヨッサン)さて彼女はお母さんがピアノの先生だったからいつの間にかピアノの虜に。

Y「これまでに、あれに興味もったとか、これに触手を伸ばしたとかは⁉」

M「それが、ないんです~」、Y「ないのん?」

M「合唱だけは幼稚園から高校ぐらいまで続けていました」

Y「僕もね、中学の時に合唱部入って(M「ハイ」)で、高校時代も1年間だけ合唱部。(小さい声で)好きな女性(ひと)おったから(M「うふふ…」)そういうキッカケはなかった?やましい?」

M「やましい??あ~あ、あの~真面目な番組って聞いてきたんですけど…」。左手に座っているマネージャーの方に顔をむけるのだ。すわ一大事か?

Y「なんて??」、M「(笑いが止まらない)ハッハッハ…もっとお堅いイメージだったので、すご~く気が楽になりました。緊張してました…私」

クラシック番組=お堅い…の殻を破ってくれた咲子さん。ストレッチをしたあとのように“ほぐれた”お喋りになっていきます。

ピアノの道に進んで欲しいと思ってたお母さんが本人に内緒でAKB48への書類を提出したはなし…お母さんも芸能界に興味があったらしい。大学に入って学校の空いている練習室にもぐってピアノに向った…努力家

ほぐしたところで…Y「モーツァルトの誕生日は?」、Y「モーツァルトが飼っていた鳥は?」、Y「モーツアルトが飼っていたのは犬か猫か?」を質問した時の、咲子さんの顔も声も可愛いこと‼“あ~あん、そういうのは、アハハ”“え~ェ?なんだろう?”“え~~え?”

“あ~しんど”がいつのまにか、吸い取られていきました。

アルバム「呼吸するピアノ」(ポニー・キャ二オン)収録のモーツァルトの演奏を、番組の相方の音楽ジャーナリストに聴かせたら〝ええセンスしてるやん〟と話していた。M「えっ⁉ホントですか??!」。Y「ゆったり目の設定(テンポ)で、もっと遊んでもええとこは確かにあったんやけど、素直やわ。性格が自然体に出てるんちゃうやろか」、M「ホントですか?(作曲家の)服部隆之先生にも言われました‼」(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサー)

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CD「呼吸するピアノ」を手にした松井咲子さんとのツーショット

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