066 輝く瞳が忘れられないスター 黒木瞳①

なにわのヨッサン とっておきの【音楽交遊録】・・・・吉川智明(066

盛夏の候、もとい…今の日本やったら“節電の候”、いかがお過ごしですか?

瞳さん。貴女の“生瞳”をお傍で体感したヨッサンは100万ボルト以上にしびれっぱなし。“まさか”僕の番組ゲストでお逢いできるとは!?

2011年2月28日(月)午後2時30分ごろ貴女は心斎橋鰻谷のスポニチプラザ(ショールーム)にお越しになりましたネ。番組タイトルは「ザッツ・ステージ!!藪下哲司のエンタメ講座」(FM大阪・毎週日曜朝9時30分から25分間)。

この番組はスポニチさんとタイアップ。ナビゲーターの藪下さん(スポニチ演劇記者歴30数年)とゲスト(ステージで活躍する役者、ミュージカルスター)との対談を中心に、ステージの魅力やアーティストの魅力に迫るヨッサンのプロデュース番組。藪下記者が書いた記事が、次の日のスポニチに載る。そして後日その対談の模様がFM大阪でオンエアされる…つまり、スターさんにとって、劇場関係者にとって“一粒で二度美味しい”、ラジオ番組数々あれど、新聞と放送の双方向の番組なんてないですよ。その対談を収録するための公開録音があの日行われたって訳です。

貴女は羽織っていたベージュのスプリングコートを脱ぎ捨て、ノースリーブデザインのワンピース、白地にピンクと黒のボーダー柄、白地にハート柄の刺繍が入ったパンティストッキング…目が眩む衣装で颯爽とお客様の前に登場…。藪下さんとのキャッチボール(会話)は同窓会のように弾みましたね。再現してみましょうか!!?

(K:黒木  Y:藪下)

Y「芸能生活30年…あっと言う間ですか?」

K「ウ~ン、やっぱり長いかな…あっと言う間ですけど。お互い変わってないわネ」

Y「こう言うところで(まさかFM大阪で、それも自分が番組をやって)30年振りに会えると思っていなかったので、感慨無量なんですよ!!」

K「藪下さんと言うと、有名な新聞記者の方が取材をしたいと仰って、1年(初舞台生)の時に取材して頂いたんです。“何で貴女みたいな田舎から…私、福岡が田舎なんですけど(八女市)…何で、そんな田舎から宝塚を受験したの?”そういう質問を(Y「したかなあ」)しましたヨ!!(大笑い)たまたま受験したら、たまたま合格しました…なんていう話をしたじゃないですか!!」

Y「なんか聞いた(質問した)ことある気がする」

K「5年後、すぐやめることになって、また藪下さんが取材に、今度は“どうして、何で宝塚やめるの?”5年前は“何で入ったの?”ま、そういうことがありました」

あれから25年…映画、TVドラマ、ラジオ、CM…と、今回は、大阪松竹座での座長公演“取立て屋お春”。貴女は嬉しいことを仰った。

K「大阪は、私にとって、第二の故郷だから。どんなに長く東京で暮らしても、大阪は“ただいま”って言うところなんですネ。だから“ただいま”って言うところで舞台が出来ることに感謝しています。あと大阪は何をいただいても美味しいので(Y「1ヶ月公演で太って帰らないように」)太りたいですネ!舞台はどうしてもシェイプしていってしまうので。

実は私、凄く気が弱いから(笑い)臆病だし、怖いんです舞台が。だから舞台をあまりやらないんですけど、毎回毎回、凄く緊張するし、ご飯が食べられなくなるし、そういうプレッシャーの中で舞台を踏んでいます。それでも30年の節目にやろうと思ったのも、やはり私の出身は舞台(宝塚)ですから、もう一度(30年前の)初舞台の気持ちに戻って、一から頑張ろうかなっていう気持ちでネ!!」

貴女の、その輝く瞳が忘れられません…。(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサー)

066kuroki

黒木瞳さん主演「取り立てやお春」(3月、大阪松竹座)の公演チラシ

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