065 腹が減っては戦ができぬ!? ピアニスト 熊本マリ

“腹が減っては戦ができぬ”と言うけど、満腹やったら、ドテッとなってやる気が起こらない。“腹八分目に医者いらず”とはうまくいったもんだ…が、ヨッサンがコンサートの司会を前にしての腹の中は大変ナーバスになる…ので“腹五分目”が丁度いい。何故なら本番中に下痢症状にでもなったらえらいこっちゃ…なので、もっぱら開始3時間前に蕎麦一杯、またはアンパンとメロンパン。これで開演を迎える準備=“腹がすわる”のである。(ホンマは僕ちゃん緊張しい…なのだ!!?誰も信じてくれないが)

さて5年前にこの方にインタビューをして“腹をかかえて”笑ってしまった。ヨッサンが「日本全国あっちゃこっちゃ演奏会をやってはるんですが、あっこのあれ食べたの忘れられられへん!あそこに行ったらアレを食べるんやとかありませんか⁉」と質問すると、こうノタマッタのです。

「あんまり、それはないんですが、むしろ演奏前の食事ですね。演奏するのは非常にエネルギー使うんで、お腹がすいちゃうんですよ。それで、だいたい私は3時間前に(皆さんご注目‼)“鰻重かフィレステーキ130グラム”って決めているんです。(復唱してみて下さい‼)私の場合は3時間前にお腹一杯に食べると丁度いいんです」

ピアニストの熊本マリさん。インタビューした2006年は彼女のデビュー20周年、ゆえにプロモーションの為にFM大阪にやって来たのですが、マイクを向けた第一声でヨッサンはのけぞった。凄いのだ…カナリヤのようにハイで大きな声。声のピッチ(音程)までよく似ているんだとか。それにテンションのこれまた高いこと。

Y「いやはや連射砲のようなお喋りで、みんなさんビックリなさるでしょ⁉」

K「それに対して私はビックリ!どうして皆さんビックリしているのかナァ??…と思ってビックリなんです‼」と腹を抱えて笑うマリさんとヨッサン。

そんな熊本マリさんはいかにも芯の強い(ホンマは“気の強い”と書きたい)ウーマンパワー溢れるお方ですが、こんなエピソードを語ってくれました…

K「5歳の時に、母の友達がピアノの先生をやってて習い始めたんです。でも、不真面目で、練習嫌い、小さい頃は、子供にとって練習を続けることは苦痛なこと。いつもいつも母親と喧嘩‼ある時、母が“そんなに練習がいやならピアノやめてもいいのよ~”って、楽譜を投げつけたんです…お風呂場に。で、私はお風呂場に投げた楽譜の上を踏んで…(いいですか皆さん!)…シャワーを浴びました‼それぐらい嫌いだった」

Y「えらい子やナァ(この“えらい子”とは…恐ろしい、なにやるねん、この子は…の意味)その頃から気丈な女の子⁉」

K「そうですねェ」まさにシャワーのあとのようなサッパリした気質が溢れるお話でした。

それから4年後の2010年。ヨッサンはこんなキャッチフレーズでランチタイムコンサートの企画書を書きました。

「数年前に熊本さんにインタビューした時に、仰天する答えが返ってきたのです。“演奏会の3時間前に〇〇か□□を△△グラムを必ず食べることにしているんです”…フム、そうや、大作曲家にもグルメが多いんちゃうやろか⁉ほんなら“バッハ、モーツァルト、ロッシーニ、ショパン…グルメなピアニスト熊本マリが、大作曲家たちの大好物についての秘密をご紹介。素敵なピアノとともに”」

いよいよ7月20日(水)は前2号で紹介したオーボエ奏者・宮本文昭さんと熊本マリさんとのトークコンサート(4面参照)。マシンガントークの2人のぶつかり合い…まさにガチンコおもしろトーク!。(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサー

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熊本マリさんとのツーショット(2010年)

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