067 愛娘も宝塚音楽学校に入学!? 黒木瞳②

宝塚音楽学校を39人中3番の成績で卒業した黒木瞳さん。念願の歌劇団に入団したのは1981年。よっぽど目立っていたのか可愛い娘だったのか、(舞台があるというのに)1982年1月からは朝日放送のTV「おはよう朝日です・土曜日です」(朝6時45分~8時)のレギュラーに抜擢されました。

黒木さんは語ります…「時々、ロケがあって、ある時に船に乗ったんです。そしたら私、寝てたんです。取材中なのに。だって、しんどかったも~ん…凄く(転がるように笑いだした!!)だって、番組終わったら、そのまま宝塚に戻って舞台に出るんですよ。(舞台がなかったら)あとはお稽古。船で寝ている映像がよくTVで流れますよ」と振り返る黒木さん。ヨッサンも朝ワイドを担当していた時は毎朝5時30分起きだった。(分かる解る)

せやせや「おはよう朝日です・平日」ではヨッサンの番組アシスタント…たれ目が可愛いムッちゃん(鳥居睦子)に入れ込んで、録音収録後、毎回毎回アナウンスの実習をやっていた…ら、「おはよう朝日です」のオーディション(3000人)で合格し、抜擢された!!もう、嬉しいやら、手塩にかけた教え子を奪われたような悔しさが…。

さて、スポニチさんとのタイアップ番組「ザッツ・ステージ‼藪下哲司のエンタメ講座」。前号で紹介したこの日の公開録音のフィナーレは黒木さんの娘さんのお話。まさに会場を笑いの渦に巻き込み弾けそうになりました。(1991年に結婚し、1998年に女児出産。)

K:黒木瞳  Y:ナビゲーターの藪下哲司(スポニチ演劇記者で、30年前の黒木初舞台時から取材)

Y「娘さんいらっしゃるんですよね?」

K「妹です‼歳の離れた妹です。いつも皆さんには妹ですって紹介しています。信じる人いるんですヨ‼(Y「本当に⁉」)ウン」

Y「今年、中学1年生ですね?」

K「3月に卒業式です(小学校)」

Y「宝塚は中学卒業から入れるので、頑張って入って欲しいですか?」

K「(笑いながら)全くそういう希望はありません」

Y「今のところ…」

K「今のところどころか、全然ありません。本人がどうするかっていうだけであって、脅かしています」(Y「なんて??」)あなたみたいにね…整理整頓できない人。ガマンできない人。親の言うことを聞かない人…が、宝塚にいける訳がない‼って、言えば言うほど行きたがるですね‼…娘って。“いや、いけるもん!”とか。だからほっといています」

Y「歌の練習とかは?」

K「バレエはずっと、ちいちゃい時から。発表会とかやって、舞台に立ってます」

Y「楽しみですネ(藪下記者は黒木嬢が宝塚に入るものと確信しているようで)観たいナ‼俺それまで(おいおい、俺やって、インタビューを忘れてるやろ‼?)記者としていないといけないじゃないですか⁉」

K「な、な、なにをですか??」

Y「新聞社にいないといけない…」

K「宝塚に入ったら…ということですか⁉そんな“れば”“たら”を、まだ語るのは早いわ…でも、藪下さんの生きがいになるならネ!!!(会場は大爆笑)一応そのように思ってていいよ~」

Y「(宝塚歌劇団誕生)100周年の目玉で…」

K「いつが100周年ですか⁉」

Y「3年後、2014年。だからその時に入学できるかもしれないけど」

K「じゃ、藪下さんの生きがいで」

Y「そうか、“黒木瞳の娘(宝塚音楽学校に)入学!合格‼」

K「このへん…カットね‼(会場大爆笑)絶対カットね‼これだけ聞いて信じるかた沢山いらっしゃる」

Y「それはそうですネ、チョッとやめときましょう」

この門外不出の会話は、後日の放送では(本人の了解のもと)オンエアされたのでした。(よしかわ・ともあき FM大阪くらこれ企画プロデューサー)

067kuroki

公開録音後、参加者と共に黒木瞳さん。写真提供=スポーツニッポン新聞社

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